「Road to DESTRUCTION」シリーズで最も注目すべき選手

“独り言考察”




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しかしたら大会当日まで発表されないと思われた、新シリーズ開幕戦である後楽園ホール大会3連戦の対戦カード。

遂に昨日対戦カードが発表となっています。

これで月末のアメリカ大会3連戦を除く、9月の各大会の全対戦カードが出揃いました

 

直前のロンドン大会の結果を踏まえて、タイトルマッチとシリーズ全戦の対戦カードが構築されたのでしょう。

大会前日の発表となりましたが、対戦カードが発表されなくてもある程度観客動員を見込める後楽園大会だからこそ、ギリギリまで対戦カードを熟考できるのだと思います。

そう考えるとビッグマッチ後にすぐ始まる新シリーズの後楽園大会は、理にかなった大会とも言えるでしょう。

 

今回の対戦カード発表では、明らかになったことがいくつかあります

 

①欠場選手の復帰はなし

そろそろ復帰するのではないかと噂されていた髙橋ヒロムエル・デスペラードデビッド・フィンレーの復帰は無し。

それぞれ年内には復帰できるのではと考えていますが、然るべきタイミングでの復帰を願います。

ちなみにヒロムの復帰時期は、ご覧の通りです。

 

 

②タイチは全戦欠場とDOUKI参戦

事前のビッグマッチ不出場は確認できていましたが、今回の発表で神戸大会までのシリーズ全大会・全戦欠場が決定しました。

これに関しては予想通りでしたが、更に大胆な予想もしています。

 

タイチの代わりではありませんが、久しぶりにDOUKIが新日本参戦となりました。

このままデスペラードの復帰が無ければ、10月から始まるジュニアタッグリーグに金丸義信&DOUKI組での参戦もあるのではないでしょうか。

 

 

③KENTAと飯伏幸太の前哨戦は1回のみ

シリーズ序盤の対戦カードに、名前が無かったKENTA飯伏幸太

9・16鹿児島大会で行われるIWGPヘビー級王座挑戦権利証争奪戦で闘う両者ですが、前哨戦は直前の別府大会のみ。

 

Road to DESTRUCTION」シリーズ開幕の後楽園大会3連戦の対戦カードが直前まで発表されなかったのは、KENTAの出場可否が理由だと思っています。

勿論、ただの憶測に過ぎませんが大事を取って休ませたのではないでしょうか。

 

ちなみにその原因となったロンドン大会ですが、昨日早朝に動画が配信されています。

まだ気付いていない方、見れていない方はNJPW WORLDでご視聴ください。

 

SNSではリターンマッチが多過ぎると騒がれていますが、対戦カードが発表になった際はあまり批判的なコメントがありませんでした。

様々な要因があると思いますが、その理由の多くが鮮度のあるメインイベントが組まれたからではないでしょうか。

 

【9・4後楽園ホール大会】

▪メインイベント

後藤洋央紀VS鷹木信悟
オカダカズチカSANADA

 

【9・5後楽園ホール大会】

▪メインイベント

EVILVSバッドラック・ファレ
内藤哲也ジェイ・ホワイト

 

【9・6後楽園ホール大会】

▪メインイベント

田口隆祐VS鈴木みのる
棚橋弘至ザック・セイバーJr.

 

後楽園大会3連戦初日のメインで言えば、鷹木とSANADAが2人でタッグを組むのは珍しいことです。

恐らく初めてのことでしょう。

そして、このメインのタッグマッチに鮮度を与えるのは鷹木の存在です

神戸でスペシャルシングルマッチが組まれた後藤だけではなく、現王者であるオカダのこともしっかり意識して闘うことでしょう。

 

後楽園中日では、内藤とジェイの前哨戦が始まります

直近ではロサンゼルス大会とロンドン大会でタッグマッチが組まれましたが、日本ではこの後楽園大会での前哨戦がスタートです。

9・22神戸大会で組まれたインターコンチネンタル選手権まで組まれた前哨戦は、今シリーズ最も鮮度のある前哨戦になるのではないでしょうか。

 

後楽園最終日は棚橋と田口監督がタッグを組んで、ザック&鈴木みのる組と闘います。

このタッグマッチになぜ田口監督が組まれたのか、当の本人が一番疑問を持っていることでしょう

このタッグマッチをキッカケに、何かが始まる可能性もあります。

何も起きないかもしれませんが、どうしても田口監督の存在に期待してしまうファンも多いのではないでしょうか。

 

 

今シリーズは、いつも以上に出場選手全員に注目すべきシリーズになったと思っています。

ベルトを持つ王者、そのベルトに挑戦する挑戦者、今回はチャンスは無くても次のチャンスを狙う選手、若手レスラーによる日米対抗戦が繰り広げられるヤングライオン杯…

上げればキリがない程、魅力が詰まっています。

 

その中でももっとも注目すべきは…

鷹木信悟

 

今はまだチャンピオンでもチャレンジャーでもありませんが、神戸で後藤とのシングルマッチを制した際には、今思っている事を口にすることでしょう。

チャンスを虎視眈々と狙う昇り龍は、夢の舞台へ真っ直ぐ伸びる一本道を探っているはずです。

 

昨年、サプライズや事件が最も多かった9月。

今年は鷹木がディストラクションシリーズで最も話題を産む選手の1人だと思っています。