棚橋弘至の“友達はいらいない”発言の魂胆と、飯伏幸太のモヤモヤ

“独り言考察”




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10・16後楽園ホールからスーパージュニアタッグリーグが始まっていますが、棚橋弘至のこの発言が気になって仕方ありません。

いろいろ言いたいことがあるけれどと、前置きした上で今一番口にしたいことを話しました。

 

俺は、プロレスラーである限り、この業界に友達はいらいないと思ってる

仲間はいっぱいいる。同じ志を持つ仲間はいっぱいいる。

けど、友達……友達……

俺が知ってるプロレスラーは、みんな、一番になりたいヤツの集まりだから』

引用:新日本プロレス

 

 

“友達はいらない”とはどういう意味なのか?

試合中に攻撃を躊躇したり、闘っていても緊張感を感じなかったり…

お客様にそれが伝わってしまうから、仲間は友達であってはいけないという棚橋のプロレス論でしょう。

そして俺の知ってるプロレスラーには、そんな意識の低いヤツは誰もいないと、遠回しに否定しています。

 

そもそもこれが誰に向けての発言かと言えば、勿論…

 

ケニー・オメガと飯伏幸太

 

元はと言えば、ケニーの発言に反撃するために用意したコメントでしょう。

 

2年前のインターコンチネンタル選手権の前哨戦で、ケニーのラダー攻撃で欠場に追い込まれた怪我に対し、ファンを落胆させた発言をされたままでは終われません。

 

この発言に反論したい気持ちをぐっと抑え、ケニーを最も苛立たせるキーワードを選びました。

そして棚橋の発言に対し、またしてもSNSでは賛否意見が出ています。

 

しかし、それ以上に反論したいのはケニー本人でしょう。

両国大会後の記者会見で、ケニーに対し“飯伏を巻き込むな”と発言をしていました。

しかし、今回の“友達はいらない”発言で、棚橋が飯伏を巻き込んでいるからです。

 

この棚橋の矛盾した発言の真意は、一体どこにあるのでしょう。

それは、前哨戦から100%全力で勝負をさせたいからではないでしょうか。

 

ケニーはインタビューでこんな発言をしていました。

『できるだけ東京ドームまでは棚橋に触りたくない。

彼には回復して、ケガを治して、体をつくる時間が必要だ。

以前の棚橋にまで戻ることはなくとも、準備をしっかりしてきてほしい』

引用:東スポweb

 

対戦する相手にコンディションを心配されるほど、棚橋は衰えていないと反論したいはずです。

今のままでは、ケニーが前哨戦で手加減するかもしれません。

 

そう、割れ物が壊れないようにそっと…

 

棚橋は前哨戦を、前哨戦らしく闘いたいことでしょう。

 

その為の挑発です。

 

半月ある今シリーズで、棚橋は発言する機会が沢山あります。

勿論、まだまだ言いたいことは沢山残っているはずです。

そして棚橋は、東京ドームの先も見据えていることでしょう。

東京ドームの先とは、IWGPヘビー級王者に返り咲いた最初の挑戦者に…

 

飯伏幸太が名乗りを挙げること

 

恐らく棚橋の魂胆とは、IWGPヘビーのベルト飯伏幸太

 

ケニーを否定するということは、同時に飯伏を否定することにもなります。

話して分からない相手には、拳で伝えるしかありません。

 

だから飯伏と闘いたい

 

ケニーとの舌戦をエスカレートさせながら、飯伏にも標準を合わせる…

 

恐らく1・5後楽園ホールで行われるNEW YEAR DASH!は、棚橋、ケニー、飯伏を含めた複数人で組まれるタッグマッチになるでしょう。

今年のNEW YEAR DASH!も、ドームでメインを飾ったオカダと内藤がタッグマッチで闘っています。

可能性は十分あるでしょう。

 

あとは、飯伏の頭の中が整理できるかどうか…

『リング上はちょっと言葉では言い表せられないというか。

なんかちょっとモヤモヤしている感じがします。今日はここまで。今日はここまで』

引用:新日本プロレス

 

当分、モヤモヤは続きそうですね…