令和最大の事件勃発!トップレスラーが他団体に出場する新時代へ

両国国技館【撮影:koba】
“独り言考察”




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ロレスリング・ノア(以下NOAH)のリングにドラゴンゲートのEitaが予告無しに登場したという大事件。

昨日、急遽記事をアップしましたが、筆者にとって令和最大の事件となりました。

 

R・E・DのEita登場というサプライズ

 

私にとって大事件でも、ドラゴンゲートを見ていない方にとってはどの位のサプライズかは分からないでしょう。

新日本プロレスで例えるなら、ロスインゴの内藤哲也が予告なしに他団体のリングに上がるぐらい衝撃的でした

Eitaはドラゴンゲートの中でも最大勢力のユニット『R・E・D』に所属するリーダーです。

ドラゴンゲートに現在存在する4つのベルトの戴冠歴があり、団体最大のリーグ戦『King of gate』も制したことのある実力者でもあります。

新日本で例えるなら、IWGP世界ヘビー級、NEVER無差別級、IWGPタッグ、NEVER無差別級6人タッグ、G1クライマックス制覇といったところでしょうか。

一言で言うならば、ドラゴンゲートの “トップ・オブ・トップ” のレスラーです。

 

いつからこの計画が練られていたかは分かりませんが、先日のドラゴンゲート後楽園ホール大会にNOSAWA論外が来ていたそうです。

恐らく、R・E・DのEitaに会いに来たのでしょう。

 

これから日本のプロレス界に何が起こるのか?

 

昨年のパンデミック以降、入場制限が設けられたプロレス団体はどの団体も苦しい台所事情だと思います。

特にメジャー団体言われるような団体は所属レスラーも多く、興行だけに頼らない仕組みを構築している最中でしょう。

目黒駅前の一頭地にオフィスを構えていた新日本プロレスも、山手線外となる中野区に本社を移しています。

 

母体が大きい親会社に支えられている新日本やサイバーファイトグループ(NOAH、DDT等)はなんとか持ち堪えられるとしても、他のメジャー団体の経営状態は心配です。

特にドラゴンゲートや全日本プロレスは、コロナの影響で大打撃を受けていることでしょう。

昨年1年間は自分の団体を守ることに尽力を注ぎ、他団体への選手派遣を自粛しているようにも感じました。

しかし、今年に入りAmazonプライム限定で交流するなど、団体同士が協力する姿勢を見せています。

 

他団体と協力してコロナ禍の状況を打開するのは当然の流れでしょう。

ドラゴンゲートと全日本プロレスがどう動くか気になっていましたが、まず最初に動いたのは“プレイヤー”でした

団体の売上減少に伴い、選手へのサラリーも維持することは難しいでしょう。

他団体への出場を許可すれば、所属団体は負担を最小限に抑え、選手は減少したサラリーの補填をすることができます。

団体同士の交流または対抗戦に発展しなくとも、選手が他団体へ出場するような機会は増えるでしょう

つまり、他団体のトップレスラーが自分の好きな団体に出場してくれる可能性が広がったことを意味します

 

あくまでEitaの一例で多くのレスラーが動き出すと考えるのは安直ですが、逆に考えればEitaが動いたなら他の選手も動き易いでしょう

まずは、EitaのNOAH継続参戦があるのかどうかは気になるところです。

6月26日(土)に行われる「NOAH “ABEMA PREMIUM MATCH” SERIES」のロイヤルランブルを制することができれば、翌週行われるGHCジュニアヘビー級選手権に出場することができます。

もしここでGHCのベルトを戴冠するようなことがあれば、再び大事件勃発でしょう。

次のメジャー団体のベルト奪取に、興味を示すかもしれません

 

また、今後の重要なリーグ戦やトーナメントに他団体のトップレスラーが参加する可能性もあるでしょう。

直近で言えば全日本プロレスの王道トーナメントが8月に開催されます。

出場選手はまだ発表になっていません。

 

他にもNOAHのN-1ヴィクトリーや新日本のG1クライマックスなど、年内の大規模大会は目白押しです。

今後、Eita以外の団体トップレスラーが動くのかどうか…

ピンチとチャンスは表裏一体とも言います。

プロレスファンとしては楽しい妄想が膨らむばかりです。