IWGPジュニアヘビー級選手権が東京ドーム大会の第2試合である理由

エル・デスペラード【撮影:koba】
“独り言考察”




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駒内大会翌日の月曜日、遂に「レッスルグランドスラム in 東京ドーム」の全対戦カードが発表になりました。

また、東京ドーム大会までの各大会の全対戦カードも発表されています。

最も注目度が高いだろう東京ドーム大会は、第0試合を含めると全6試合に決定です。

7・22大阪大会/全対戦カード

7・23大阪大会/全対戦カード

7・24名古屋大会/全対戦カード

7・25東京ドーム大会/全対戦カード

 

4日連続のビッグマッチはバラエティに富んだスペシャルシングルマッチが目白押しです。

7・25東京ドーム大会もタイトルマッチで埋め尽くされました。

どの大会を見ても注目のカードばかりですが、1つだけ残念なことがあります

それは、東京ドームで行われるIWGPジュニアヘビー級選手権が第2試合という試合順だったことです

 

メインイベントに相応しい熱戦を展開したにも関わらず…

 

北海道で行われた2つのタイトルマッチは、どちらも素晴らしい一戦でした。

初日に行われたエル・デスペラードと石森太二のタイトルマッチは、想像以上に噛み合う試合を展開しながら、共に進化したレスリングを披露。

ジュニアの試合で今年一のベストバウトとも言える内容で、ベルトの価値を高めた一戦と言えるでしょう。

次の挑戦者であるロビー・イーグルスも石森と同等の身体能力を持ち合わせており、デスペラードとの一戦は否が応にも好勝負が期待できます。

 

一方、内藤哲也が約11年振りに挑んだIWGPタッグ選手権もタッグの価値を上げた素晴らしい一戦でした。

この1試合で終わるのは勿体ないと思った通り、同一カードでのリマッチが決定。

さらには大阪大会2DAYSでは内藤哲也、SANADA、タイチ、ザック・セイバーJr.によるスペシャルシングルマッチが交互に行われます。

東京ドームでのタイトルマッチが完全決着の舞台となるでしょう。

ファンの期待値もかなり高いのではないでしょうか。

 

共に価値を上げたタイトルマッチでしたが、東京ドームでの試合順はIWGPタッグ選手権はセミファイナルとなる第4試合、IWGPジュニアヘビー級選手権は第2試合に決定しました

この差は一体なんなのでしょう?

しかも、第3試合はヘビー級のスペシャルシングルマッチが務めます。

試合順が全てではありませんが、この試合順ではジュニアのタイトルマッチより、ヘビーのスペシャルシングルマッチの方が格上と思われても仕方ありません。

第2試合という順番に意味や意図はあるのか…

 

勿論、第3試合を闘うオカダカズチカとジェフ・コブを責めるつもりはありません。

東京ドーム大会で唯一組まれたスペシャルシングルマッチは、今後に繋がる重要な試合になると思われます。

レインメーカーとオリンピアンの一戦は、東京ドームという大舞台に相応しいでしょう。

 

ジュニアのタイトルマッチが第2試合で行われる理由

 

「オカダカズチカ vs ジェフ・コブ」の期待値が高くとも、ジュニア最高峰のベルトを懸けた闘いが第2試合というのは残念で仕方ありません。

時間をかけて上げてきた価値だからこそ、悲しい気持ちになりました。

2018年1・4東京ドーム 第6試合(全9試合)

2019年1・4東京ドーム 第6試合(全9試合)

2020年1・4東京ドーム 第6試合(全8試合)

2021年1・5東京ドーム セミファイナル

 

恐らく、第2試合という順番には意図があるのでしょう。

4度目の緊急事態宣言の中、チケットも7月11日までしか販売することができませんでした。(大会当日の販売もなし)

また、プロ野球の公式戦シリーズの真っ只中のため、レッスルキングダムのような豪華なセットを作れない中での開催です。

大半のファンは現地に足を運ぶことがでかかなく、配信で視聴するしかない状況でしょう

 

もしかしたら「WRESTLE GRAND SLAM in TOKYO DOME」を盛り上げるため、いつもとは違う切り口で大会を盛り上げようとしているのではないでしょうか?

恐らく、東京ドーム大会でも高橋ヒロムが前説をしセミファイナルのIWGPタッグ選手権や、メインのIWGP世界ヘビー級選手権を解説してくれるでしょう。

両試合ともロスインゴのメンバーが出場します。

配信で視聴するファンの方が圧倒的に多いなら、解説席を豪華にすべきでしょう。

仮にヒロムがゲスト解説に加わるなら、ライバルであるデスペラードも解説席に加えたいのかもしれません

タイチとザック・セイバーJr.が出場するIWGPタッグ選手権は第4試合なので、第2試合を闘うデスペラードは1試合分休憩と準備をする時間が作れます

試合後の解説は激務かも知れませんが、真駒内大会のヒロムとデスペラードのW解説に歓喜したファンも多かったのではないでしょうか?

 

階級問わず人気レスラーの2人を解説席に座らせたいのであれば、IWGPジュニアヘビー級選手権が第2試合なのも納得です。

いや、それしか第2試合である理由が思い付きません。

 

セミファイナルは勿論のこと、メインを闘う飯伏幸太と鷹木信悟もデスペラードにとって因縁の相手です。

特に飯伏とは旗揚げ記念日大会で最後の二冠戦を闘った相手でもあります。

理由は違えどヒロムもデスペラードも、ヘビー級の王者は越えたい相手です。

ジュニア最高峰の2人がIWGP世界ヘビー級選手権をどう解説するのか…

是が非でも2人のW解説が見たいです。