ユニットの垣根を越えた仙台セーラーボーイズ実現か?

田口隆祐、石森太二、YOH【撮影:koba】
“独り言考察”




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の4連休の最後に組まれた東京ドーム大会。

第1試合から会場のボルテージをMAXに上がる大役を担うのは、IWGPタッグ選手権です。

 

2020年2・20後楽園ホール大会にSHOとYOHが持つジュニアタッグのベルトに挑戦した田口とロッキー・ロメロ。

あの時以来となるメガ・コーチーズ復活で、ジュニアタッグ初戴冠を狙います。

エル・デスペラードの持つシングルのベルト挑戦に失敗した分、タッグのベルト奪取には息巻いていることでしょう。

 

田口監督がユニットの垣根を越えたトリオ結成を呼びかける

 

東京ドームの前哨戦として7・17後楽園ホール大会で組まれたのは、「田口隆祐 vs 石森太二」と「ロッキー・ロメロ vs エル・ファンタズモ」のスペシャルシングルマッチです。

過去一度も石森に勝利したことが無いという田口監督ですが、タッグ王者になった暁にはシングルのベルトに挑戦すると豪語。

さらには、仙台セーラーボーイズでNEVER無差別級6人タッグ挑戦も公言しました

 

仙台セーラーボーイズとは宮城県出身の田口、石森、YOHの3人のことで、2019年に田口監督が石森の持つIWGPジュニアのベルトに挑戦する際、トリオ結成に向け両選手を口説いていました。

セーラーボーイズは若かりし頃の石森の黒歴史であり、一度トリオ結成の誘いは断固断っています。

 

現在、田口監督は本隊、YOHはCHAOS、石森はバレットクラブと所属ユニットはバラバラです。

3人がトリオを結成する可能性は限りなくゼロに近いも思われますが、NEVER挑戦となれば話しは別でしょう。

現在のNEVER6人タッグ王者は石井智宏、後藤洋央紀、YOSHI-HASHIの3人です。

ご覧の通り全てヘビー級のレスラー。

一方、仙台セーラーボーイズが結成されれば全てジュニアヘビー級の選手です。

つまり、昨今続いている「ヘビー級 vs ジュニアヘビー級」の流れが成立するということになります

 

二冠統一後、ジュニアの選手がヘビー級を意識する発言が多くなった

 

近年、選手層が厚かったこともあり、旗揚げ記念日大会以外でヘビー対ジュニアという闘いはあまり実現しませんでした。

しかし、コロナ禍による外国人選手の来日問題、ベルト統合などの要因がキッカケに「ヘビー級 vs ジュニアヘビー級」が組まれるようになっています。

昨年はNEW JAPAN CUPで無差別級のトーナメントが開催され、同年EVILが保持していた二冠のベルトに高橋ヒロムが挑戦しました。

今年に入りベルト統一前の最後の二冠戦は、ヘビー級王者飯伏幸太とジュニア王者デスペラードのタイトルマッチが組まれています。

今までファンが願っても叶わなかった「ヘビー級 vs ジュニアヘビー級」の対戦が、度々行われるようになりました。

 

田口監督やYOHはあまり対ヘビー級に対しコメントをしていませんが、石森はジュニアで絶対王者になった暁にはIWGP世界ヘビー級のベルトに挑戦し奪取したいと公言しています

その足掛かりにヘビー級レスラー3人が保持するNEVERのベルトは、狙いたいベルトの一つでしょう。

現王者にはバレットクラブ3人で挑戦し、タイトルマッチ前に行われたスペシャルシングルマッチでは後藤から3カウントを奪って勝利しています。

ヘビー対ジュニアの構図に興味を示せば限定的に仙台セーラーボーイズ結成も夢ではないと思えます。

 

昨日の青森大会のバックステージでも、田口監督がトリオ結成に言及しました。

まずは後楽園ホール大会のスペシャルシングルマッチ、そして東京ドーム大会でのIWGPジュニアタッグ選手権ですが、田口監督の活躍次第では“期間限定”仙台セーラーボーイズ結成もあるかも知れません

皆さんも見てみたいと思いませんか?

石森がセンターでハツラツと踊る姿を。

私も石森の勝利のダンスを見てみたいです。