上村優也は将来ヒールターンで凱旋帰国か?

上村優也【撮影:koba】
“独り言考察”




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村優也の壮行試合の相手は、新日本プロレスのトップレスラーであるオカダカズチカとのシングルマッチでした。

3年以上もヤングライオンとして下積みを経験した上村にとって、満を辞しての海外遠征です。

ファンの間で『ヤングライオン最高傑作』との呼び声も高い上村。

海外武者修行前の最後の相手がオカダというのも、会社からの期待の高さが伺えます。

 

そのオカダが11年前に壮行試合で闘った相手が、この日解説席に座った棚橋弘至です。

オカダとの壮行試合の記憶を語った棚橋は、上村の勇姿に希望を抱きつつ11年前の光景を懐かしんでいたのかもしれません。

 

棚橋の『凱旋帰国後に襲われる“あるある”』

 

解説席に座った棚橋は『凱旋帰国後に襲われる“あるある”』を語りました。

確かに2012年のレッスルキングダムで凱旋帰国を果たしたオカダは、この日のメインを勝利で飾った棚橋に挑戦表明をしています。

同年の翌月に行われたIWGPヘビー級選手権では史上2番目の速さで王者に輝き、いわゆる『レインメーカー・ショック』を巻き起こし全世界に衝撃を与えました。

 

ジェイ・ホワイトが凱旋帰国時も、インターコンチネンタル選手権で勝利した棚橋の前に現れ挑戦表明をしています。

ヒールターンして戻ってきたジェイは、ブレードランナーで棚橋をノックダウン。

翌年のレッスルキングダムで棚橋に挑み敗れるも、この年の主役はジェイ・ホワイトでした。

CHAOSに加入も1年以内にオカダを裏切り、バレットクラブのトップに君臨しています。

『凱旋帰国後に棚橋襲われる“あるある”』は、ジェイの衝撃が強いのかも知れません。

 

棚橋から『オカダ襲われる“あるある”』へ

 

数ヶ月前から謎の映像が流れ、凱旋帰国を果たした選手が団体のエースを襲う一連の流れは、新日本プロレスの中でもファンの期待値が高い時間です。

一方でいつまでも襲われるのが棚橋とは限らないでしょう。

グレート・オーカーンがイギリスから凱旋した際はオカダを襲撃しました。

今後、ヒールターンして戻ってくる選手はプロレス界の顔とも言えるオカダを狙うかもしれません。

次、凱旋帰国した選手がオカダを標的にしたならば、今度は『オカダ襲われる“あるある”』と言われることでしょう。

 

上村優也の凱旋帰国時の標的はレインメーカーか?

 

そう思うと、上村の壮行試合の相手がオカダだったことも意味があると言えるかもしれません

同期の辻より線が細い上村ですが、身長は180cmあり凱旋帰国はヘビー級のレスラーとして戻ってくる可能性もあるでしょう。

ヤングライオン時のイメージを180度変える可能性は、歴史を遡れば十分考えられます。

オカダとの壮行試合の後、バックステージで『時間はかかるかもしれないですけど、必ずシングルマッチでリベンジします』と宣言しており、将来のヘビー級戦線を見据えての発言かもしれません。

 

ファンからの期待値が高い上村は、一体どんな選手として戻ってくるのか?

正統派レスラーか?

ダークヒーローか?

それともヒールレスラーか…

上村の成長と未来に期待しかありません。