EVILは鷹木が持つベルトに挑戦する資格はなかったのか?

EVIL【撮影:koba】
“独り言考察”




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ットライフドーム大会2日目が終わり、ビッグマッチ2連戦は両日共にハッピーエンドで終わったと言えるのではないでしょうか。

 

一方で2日目のメインイベントには賛否両論意見があったんだと思います。

賛否とはEVILのダーティーファイトやバレットクラブの介入のことであり、出されたものをなんでも楽しめるファンばかりではないでしょう。

新日本プロレスの公式Twitterのリプ欄には、憤りを覚えたファンの辛辣な意見が散乱としていました。

【毎回乱入】、【乱入つまらない】、【同じことの繰り返し】、【セコンド3人も介入なんてあり得ない】、【EVILはベルトに挑戦する資格ない】などなど

 

多くのファンが予想した通り、セコンドの乱入があり、その乱入を止めるためのロスインゴ勢の救出ありと既視感のあるタイトルマッチに様々な意見が出るのは仕方ないと思っています。

真っ向勝負のタイトルマッチが見たかったという意見は真っ当な考えでしょう。

ただし、EVILがIWGPに挑戦する権利がないとは思いませんし、セコンドの介入はネガティブなことばかりではないと思っています。

セコンドの介入は不要なのか、それとも必要なのか?

『セコンド介入』を全く違う角度から考えてみることにしてみました

 

セコンド介入が無い世界と有る世界

 

7・25東京ドーム大会のIWGP世界ヘビー級選手権後に、王者鷹木信悟を急襲したEVIL。

その翌日には3つの主要カードが決まりました。

【9月5日(日)埼玉・メットライフドーム大会の主要カード決定!】

鷹木vsEVILのIWGP世界ヘビー級王座戦!

タイチ&ザック、内藤&SANADA、後藤&YOSHI-HASHIがIWGPタッグ3WAY戦!

IWGPジュニア王者・ロビーにヒロムが挑戦!

 

ちなみに、有料会員であるファンクラブ先行予約販売は既に終了しており、次のチケット販売は7月31日のローソンチケット特別先行販売、8月7日の一般販売となっています。

もし、鷹木への挑戦者がEVILではなかったら、真っ向勝負のタイトルマッチが見られたでしょう。

1対1の勝負はセコンドなしの緊張感のある試合だったかもしれません。

 

一方、EVILのタイトル挑戦が決まった時点で、セコンドの介入を予想できたファンも多かったと思います。

結果的にディック東郷、高橋裕二郎、SHOがセコンドに付き堂々と介入し、BUSHI、内藤哲也、SANADAが助けに入るという展開になりました。

特にディック東郷、高橋裕二郎、BUSHIは試合が組まれていなかったにも関わらず、今大会に登場したことになります。

 

もしかしたら試合出場が決まっていなかったものの、BUSHIの出場を期待してチケットを購入したファンもいたのではないでしょうか?

または久しぶりにロスインゴメンバー5人全員集合してのハッピーエンドを期待し、チケットを購入したファンも多かったんだと思います

2日目のゲスト解説に入った棚橋は、見渡す限りのロスインゴTシャツファンに、羨ましいと呟きました

 

新日本は感染拡大防止の観点から、ビッグマッチであろうと基本的に試合数は5試合と固定しています。

チケットを購入し観戦する目的は人それぞれ違うと思いますが、新日本としてはタイトルマッチという特別な試合を提供したい一方で、少しでも多くのレスラーを登場させたい意向もあるでしょう。

IWGPタッグ選手権は3WAYになったため、6選手参加した試合になりました。

IWGP世界ヘビー級選手権は、通常なら2人だけの試合のところ、総勢8選手登場しています。

2日目のメットライフドーム大会は、全5試合で24選手参加した大会となりました。(第0試合も合わせると総勢28選手)

 

現地を訪れたファンの満足度を考えたら、決して満足度が低かったとは思えません。

ファンクラブ会員以外は「鷹木信悟 vs EVIL」戦が発表になってからチケットを購入している以上、メインイベントの介入は想定内だったからです

 

なんらかの理由で会場を訪れることができなく、NJPW WORLDで視聴したファンにとっては、不満の残るメインイベントだったのかもしれません。

しかし、見たかった真っ向勝負は2週間後のG1クライマックスでお腹いっぱいになるほど沢山見れます。

G1の公式戦は全90試合です。

真っ向勝負とは一戦を画すタイトルマッチは、やる意味があったと思っています。

 

今の新日本にタイトルマッチに挑戦する資格がない選手などいないでしょう。

挑戦する選手が見当たらないからEVILだったのではなく、G1直前のタイトルマッチだったからこそ、会場に足を運んでくれたファンを少しでも満足させるためにも、このタイミングでEVILの挑戦が必要だったんだと思います。