ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(以下BOSJ)の公式戦は6試合が終わり、これからは後半戦に突入します。
順調に勝ち星を重ねている選手がいる一方で、最下位という不本意な状況に陥っているのはエル・ファンタズモです。
ここまで2勝4敗と負け越しており、1位の選手とは得点で6ポイントも離れています。
本日の後楽園ホール大会では優勝候補の高橋ヒロムとの一戦が控えており、ここで負ければ優勝決定戦進出はかなり難しくなるでしょう。
この状況に危機感を抱いているファンタズモは、前回の試合後バックステージで意味深な発言を残しました。
ファンタズモがヒロムへ不気味な予告…!?
「(攻略本の)俺のページに“Don’t waste your talent(才能のムダ遣い)”って書いてただろ!意味わかって言ってんのか!?(中略)俺もオスプレイみたいに殻を破った方がいいのか?今こそ俺の“真価”を見せる時かもしれないな」
全文https://t.co/37rVvkj7p5 pic.twitter.com/xZbuCqxfZ0
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) November 27, 2021
『次の相手はヒロム!ヒロム……ヒロムちゃん! お前だ!みんなが俺たちの対戦に期待してるな。お前、(ヒロムの攻略本の)俺のページに、“Don’t waste your talent(才能のムダ遣い)”って書いてただろ!意味わかって言ってんのか?(攻略本を作りながら)糊の匂いを喫いで頭イカれたんじゃねえのか!? “俺が才能をムダにしてる” じゃなくて、“俺の才能が真っ当に評価されてないの間違いだろ! “才能のムダ遣い” だと? ハハ……
じゃあ、俺もオスプレイみたいに殻を破った方がいいのか!?いまこそ俺の真価を見せるときかもしれないな。このリングで俺に出来ないことは何ひとつない。でも全部見せてしまったら、残りのジュニアが全員、俺の引き立て役になってしまうだろ。“才能のムダ遣い” だとよ! (※ゆっくり立ち上がりながら)たしかにこのクソみたいなジュニアにいたら、そりゃ俺の才能は活かされないな……』
引用:新日本プロレス
ファンタズモのこの発言をした藤沢大会のBUSHIとの公式戦で、気になるシーンがありました。
試合終盤、BUSHIにサドンデスを狙うも頭を抱えて躊躇します。
結果、サドンデスではなくVトリガーを選択。
この後、BUSHIに逆転負けを喫してしまいました。
サドンデスを躊躇したシーンを何度か見返すと、BUSHIがロープにもたれかかって立ち上がらないから違う技を選択したようにも見えますが、真相は本人にしか分かりません。
何よりその後の発言が気になります。
『たしかにこのクソみたいなジュニアにいたら、そりゃ俺の才能は活かされないな……』
これはジュニア転向を意味するのか、それともジュニアという枠に縛り付けている新日本に嫌気が差したのか…
新日本の国内興行は1月も連戦が続きますが、ファンタズモはNJPW STRONGに出場するため渡米することになりそうです。
来年のアメリカ大会のポスターには、ファンタズモの写真も掲載されていました。
BREAKING NEWS❗️
Tickets for The New Beginning USA 2022 in Seattle, WA go on sale TOMORROW at 10am PT!
Be there live January 15 at Washington Hall!
Ticket Link: https://t.co/XB3XI4jhFa#njpwstrong pic.twitter.com/LQPRj1gP7R
— NJPW of America (@NJPWofAmerica) November 28, 2021
ポスターに掲載されれば必ず出場が決定という訳ではありませんが、来年前半はNJPW STRONGやインパクト・レスリングを主戦場にするのかもしれません。
そしてもう一つ気になるのが、ファンタズモのスタイルチェンジを思わせるコメントです。
『才能の無駄遣い』と評されたファンタズモは、今夜のヒロム戦で新しい闘い方にシフトチェンジするのか?
今夜の後楽園ホール大会はメインイベントです。
負けたら優勝決定戦進出が遠のくだけに、ファンタズモにとって分岐点となる重要な試合になるでしょう。
一体、どんな風に闘うのか…
明日のファンタズモ戦、
俺は”才能の塊”のファンタズモと良い試合をして勝ちたい。だから試合前レフェリーに右足、靴のチェックを要求する。ちなみに今日の晩ご飯はつみれ鍋だよ🍲#njbosj #njpw pic.twitter.com/a1YmpgnT1u
— 高橋ヒロム / Hiromu Takahashi (@TIMEBOMB1105) November 28, 2021