ウィル・オスプレイの挑発に対するケニーの答えは

ウィル・オスプレイ、ケニー・オメガ【撮影:koba】
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1年ぶりに福岡PayPayドームに大会を開催する、新日本プロレスのビッグマッチ「レスリングどんたく2022」。

全9試合中、6試合がタイトルマッチという豪華な大会が組まれました。

 

次期シリーズはジュニアが主役のシリーズ「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」が行われるため、ヘビー級の選手にとってはアメリカビッグマッチに向けた重要な一戦となります。

5・14ワシントン大会、6・26「AEW x NJPW: Forbidden Door」に出場する為にも、福岡大会での試合は重要な意味合いがあるでしょう。

SANADAの王座返還により空位となったUSヘビーのタイトルに挑戦することになったウィル・オスプレイは、対戦相手の棚橋弘至へ尊敬の念を込めたメッセージを呟きました。

『この試合は非常に特別なものになるだろう。

俺のキャリアに大きな影響を与えたレスラーに敬意を表し、彼の貢献と犠牲に感謝の意を表したいと思う。

レフリーに邪魔されない限り、この勝利で “究極のグランドスラム” チャンピオンになれるだろう』

 

これまで様々なベルトを巻いてきたオスプレイにとって、IWGP USヘビー級王座は未だ巻いたことのないベルトです。

現在、英国のRPWブリティッシュヘビー級王座と、ウォーリアーレスリングのベルトを巻くオスプレイがUSヘビーも手にすれば、グランドスラム王者と名乗っても違和感はありません。

※オスプレイは新型コロナウイルス陽性と診断されたため、福岡大会は欠場となりました。代打として石井智宏がUSヘビー級王座決定戦に出場します。

 

このオスプレイに反応したのは、対戦相手の棚橋弘至ではなく、現在AEWを欠場中のケニー・オメガです。

欠場前のケニーは多くのベルトを手にしたベルトコレクターでした。

恐らく、“究極のグランドスラム”チャンピオンというフレーズに反応したのでしょう。

聞き捨てならないセリフに、ケニーなりのユーモアを加えリツイートしました。

『あからさまに褒められると照れるけど、ありがとねって言っとくよ』

 

オスプレイの言う『大きな影響を与えたレスラー 』は自分だと言わんばかりに、このコメントを発したんだと思います。

当然、このケニーのコメントに反応したオスプレイは挑発で返しました。

オスプレイ『6月は間に合うんだろ?』

ケニー『さぁて、どうなることやら』

 

オスプレイの言う“JUNE”とは、AEWとNJPWの合同興行のことでしょう。

海外メディアはケニーの復帰に対する有益な情報は無いとし、5月のAEWのビッグマッチでの復帰は現実的ではないと報じています。

ケニーも曖昧な返事をしましたが、本心はどう思っているのか不明です。

 

6月のタイミングでのドリームマッチ実現は難しいと思われますが、新日本とAEWの関係が続く限り、いつかケニーとオスプレイの対戦が実現するかもしれません。

いや、必ず実現すると信じ待ちたいと思います。

世界中のプロレスファンが固唾を呑むドリームマッチが日本で開催となれば、このタイミングで実現しなくても悲観する必要はないでしょう。