デビッド・フィンレーのバレットクラブ入りで勃発する“ある問題”

デビッド・フィンレー【撮影:koba】
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NEW JAPAN CUP」(以下NJC)で衣装や髪の色を変え、外道を引き連れ入場したデビッド・フィンレー。

サンノゼ大会で敗北したジェイ・ホワイトを襲撃し悪態をついたフィンレーは、旗揚げ記念日大会が行われた大田区総合体育館にバレットクラブの新メンバーとして登場しました。

 

石井智宏との18分を越える激闘を制したフィンレーを、試合後外道がファンにバレットクラブ新メンバーとして紹介します。

外道『WINNER IS DAVID “THE REBEL”FINLAY!!
オイ、 いいか、この男、 REBELだ!反逆者だよ、 オイ!反逆者の行く末は二つに一つだ! すべてをひっくり返すか、 クソみてえな豚ヤローに潰されるかだ!オレたちはSWICHBLADEを失った。だからどうした、コノヤロー!オレたちは黙らねえぞ、オイ!オレたちはたっぷり血を流した!テメーら善人ヅラした豚ヤローどもにも、血を流してもらうぞ、 コノヤロー!』引用:新日本プロレス

 

スイッチブレードが新日本を追放になったことを『血を流した』と表現した外道。

リーダーを失った復讐のため、フィンレーをバレットクラブに招き入れたと考えられます。

フィンレーがバレットクラブの新リーダーかどうか明言は避けましたが、外道がセコンドにつき続けるなら新リーダーということかもしれません。

 

デビッド・フィンレーのバレットクラブ入りで勃発する“ある問題”

 

フィンレーがバレットクラブ入りしたことで、ユニット内の構図も変わるかもしれません。

同期でありライバル関係だったジェイ・ホワイトがいないことで、衝突を1つ避けることができました。

一方でかつてのパートナーであり、先にバレットクラブ入りしたジュース・ロビンソンとは衝突は避けられないかもしれません。

昨年、海外メディアに新日本退団を仄めかしたジュースは、5・1レスリングどんたくで棚橋弘至を襲撃。

イメチェンして登場したジュースはバレットクラブ入りしたことを表明しました。

 

バレクラ入りしたジュースは、かつてのパートナーであるフィンレーを酷評。

G1クライマックスで同じグループに入ると、前哨戦ではフィンレーを揶揄し罵倒していました。

ジュース『俺がずっとアイツのことを守ってきてやったんだぜ?でも、アイツはきっとコメントで俺にスポットライトが当たらないのはジュースのせいだって泣き言を言ってたんだろ?俺には分かるよ。 だって、 俺はアイツの兄貴分だったこともあるしな。 でも、アイツは俺の敵だし、 アイツとタッグを組んでいたことで、アイツを光らせてやってたんだから、それは感謝してほしい。 俺がいたからこそ、あいつは新日本プロレスでもROHでもインパクト・レスリングでも、その存在を知らしめることが出来たんだ。 だから感謝してほしい。 アイツは俺がいなければ沈む運命にあ
るんだよ。アイツはなんでもない男だジュース『見てろよ? このベルトでお前の頭を小突いてやるからな!もうデビッド・フィンレーが何者であるかっていうような話は聞きたくない。 疲れたよ。 お前なんかなんでもないんだからな。 俺が全てでお前は無だった。そんなフィンジュースだったのに、お前が何者であったかのように振る舞うのはもうやめろ。俺が全てだったんだ。

お前なんて親の七光りでプロレスラーになっ
て、 ずっと甘やかされてきて腐ったクソ野郎だろう!お前は俺にスポットライトを奪われたなんて言ってるが、 そんなことは嘘だってお前自身でも分かってるんだろ?お前にスポットライトが当たっていたことなんて一度もなかったじゃないか

引用:新日本プロレス

 

かつてのパートナーに対し全否定したジュース。

同じユニットのメンバーになったからと言って、昨年末言われた言葉を簡単に許すことはできないでしょう。

最近、来日していないジュースですが、先日のサンノゼ大会ではKENTAの勝利をアシストしています。

 

お互い関係を絶った2人がふたたび再会するとき、ハグで迎えるとは到底思えません。

バレットクラブは裏切りを繰り返し、メンバー追放の歴史があります。

フィンレーとジュースが再会するとき、もしかしたら1人はバレットクラブから追放になるかもしれません。

まずはデビッド“THE REBEL”フィンレーが、NJCで自分の価値を証明することができるかどうか。

バレットクラブ5代目リーダーに就任した時、ジュースの処遇が決定するかもしれません。