成田蓮の凱旋帰国試合に組まれた対戦カードの意味を探る

成田蓮【撮影:koba】
“独り言考察”




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0・10両国国技館大会で凱旋帰国試合を行う元ヤングライオンの成田蓮。

凱旋帰国が発表になった当初、対戦相手は明かされていませんでしたが、発表になった面子は意外なメンバーでした。

 

タッグを組むパートナーは新日本隊のデビッド・フィンレーとCHAOSのロビー・イーグルス。

対戦相手は鈴木軍ジュニアの3人です。

なぜフィンレー、ロビーと組み、鈴木軍と対戦するのか?

正直、初見はなぜこのメンバーか分かりませんでした。

このカードに意味はあるのかどうか…

凱旋帰国試合という重要なカードに、果たして意味があるのか考えて見ました。

 

成田蓮の凱旋帰国試合の対戦カードの意味を考える

 

ヤングライオンの凱旋帰国にしては珍しく、サプライズもリングネーム変更もなし。

近年としてはレアな凱旋と言えるでしょう。

LA道場にいた時は師である柴田勝頼を彷彿とさせる硬派なレスラーでした。

恐らく、海外遠征時代のスタイルは継続するという意味でしょう。

そう思うとパートナーが本隊とCHAOSの混合チームというのも、ユニットに所属するという概念がないのかもしれません。

 

対戦相手は鈴木軍ジュニアの3人。

海外遠征中に身長が181CMから184CMに伸びたという成田は、身体の厚みも増しヘビー級を主戦場にすると思われます。

その場合、鈴木軍ジュニア勢に対する因縁はありません。

 

逆に鈴木軍の3人にとっては成田の成長具合を体感することになります。

2019年のベスト・オブ・ザ・スーパーJr.で新日初参戦を果たしたDOUKIですが、最初の対戦相手は成田であり、シングルマッチで初めて闘った相手も成田でした。

 

また、2017年7月に新宿FACEでデビューして以降、何度も鈴木軍と対戦しています。

エル・デスペラードとも何度か闘い敗北しています。

成田にとっては若手時代の屈辱を返したい相手であり、成長を示すには鈴木軍が格好の相手なのかもしれません。

 

一方で、成田とデスペラードがある共通点があります。

下記映像ら成田がデビューする当日にインタビューした内容です。

※ーはインタビュー、成は成田蓮

ー『プロレスラーをやる前は何をされていたのですか?』

成『高校はアマチュアレスリングをやってました。他にも剣道、野球、なんでもやってました』

ー『どうしてプロレスラーになりたいと思ったのですか?』

成『元々、漫画のキン肉マンが好きで自分もリングの上で闘ってみたいという想いから、プロレスラーになろうと志しました

ー『ちなみにキン肉マンではどのキャラクターが好きですか?』

成『悪魔将軍というキャラクターが一番大好きです』

ー『将来はどんなプロレスラーになりたいですか?』

成『誰もが認めるプロレスラーになりたいと思います』

引用:成田蓮 デビュー戦密着

 

小学生の時に見たキン肉マンの影響でプロレスラーを目指した成田。

今でもキン肉マンが好きという成田ですが、デスペラードも大のキン肉マン信者です。

 

好きなマンガが共通しているという理由だけで、鈴木軍入りする可能性は低いと思いますが成田とデスペラードの接触は何かが生まれるかもしれません。

注目の成田蓮凱旋帰国試合は両国大会の第一試合です。

凱旋帰国試合でどんなインパクトを残すのか、そして大きなサプライズはあるのか?

遂に成田蓮が日本に帰ってきます。