棚橋弘至が凱旋帰国試合で不満を露わにした成田蓮の怒りの理由を代弁

成田蓮、棚橋弘至【撮影:koba】
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0・10両国国技館大会で凱旋帰国を果たした元ヤングライオンの成田蓮。

サプライズが常の凱旋帰国ですが、一発目の試合は鈴木軍ジュニア相手のタッグマッチが組まれました。

過去を遡れば少なからず因縁があるだけに、意味のあるカードだと思っていましたが、当の本人は試合後マイクを持ち怒りを露わにしています。

『オイ!俺はな、こんなやり方に納得はしてねぇからな!俺が新日本プロレスを変えるんだ!よく見とけ!』

引用:新日本プロレス

『約3年に及ぶLA DOJOでの修行も、今日で終わりです。だがしかし、さっき言ったように、 俺は納得してねぇよ。会社がどう俺を使おうか分かんねぇけど、 俺は少なくとも、怒ってる 』

引用:新日本プロレス

 

柴田勝頼を彷彿とさせる成田は、そのスタイル的にサプライズ演出が逆効果ともなりうる可能性もあるでしょう。

その成田が何に不満を抱き怒りを爆発させたのか分からないまま、新たなシリーズでは新しく創設されたベルトを巡り、一回戦で当たる石井智宏と激しい前哨戦を繰り広げています。

決戦は11・26後楽園ホール大会のメインイベントです。

 

棚橋弘至が成田蓮の怒りの理由を代弁

 

怒りの矛先を石井にぶつける成田ですが、今週配信された『棚橋弘至のPodcast Off!』最新回で、棚橋がその理由について代弁していました。

棚橋『ちょっと成田の話もしたいですね。肉体も大きくなってますし、線が細いイメージも無くなりましたし。ただね無茶苦茶悔しいと思いますよ。2年行ってたんですよ。まあコロナ禍ではありますけども、2年行ってて僕らが凱旋帰国イメージする時は、オンタイムでファンで見てたのは天山選手とか小島選手とか、東京ドームのビッグマッチでシングルで凱旋帰国が当たり前だったんですよ

真下『最近で言ったらジェイ・ホワイト選手とかね』

棚橋『そう!オカダもね、凱旋帰国試合はYOSHI-HASHIでしたけど、次の2月で僕のIWGP挑戦だったし、そういう上で使われること前提として頑張って修行してくる訳ですよ』

真下『言ったら飛び級が確定されてるのが凱旋帰国なわけですよ。飛び級をしているとはちょっと言えないカード編成ですよね』

棚橋『相当悔しいと思いますね。次期シリーズ発表になったんですけど、成田ね第一試合がホント多いんですよ。これはもうタクシーの中で柴田さんともずっと2人だったんで、猪木さんの葬儀会場向かう間に話したんですけど、ちょっと「柴田選手も成田には可哀想だったな」と。柴田さんは選手を鍛え上げることをしますけど、どう戻すとか、マッチメイクにはタッチしてないので、柴田さんも含めて悔しかったって言ってましたね

引用:棚橋弘至のPodcastOff!

 

凱旋帰国試合となった両国国技館大会も「バトル・オータム’22」シリーズ初戦の後楽園ホール大会も、成田は第一試合に組まれていました。

相手が誰であれ、確かに凱旋帰国という恩恵を受けているとは思えません。

過去の凱旋帰国と比べれば、扱いに差があると言われても当然でしょう。

成田らしくない演出は不要だとは思いますが、凱旋帰国の使い方としては『こんなやり方は納得してない』と言われても仕方ありません。

怒りの理由が凱旋帰国の自分の“扱い”だったとしたら納得です。

 

成田蓮の凱旋帰国が決まった時は、両国国技館大会への出場だけ先に発表され、対戦カードは後から発表になっていました。

もしかしたら当初の予定とは結果的に違うカードになってしまった可能性もあると思いますが、今後凱旋帰国で特別扱いされたかった経験を糧に暴れまくってくれることを願います

 

今週配信のタナポですが、“逸材視点”と銘打って様々な考察を語っています。

来年の1・4東京ドーム大会のカード予想なども話していましたが、想像以上の内容に仕上がっているので是非ご視聴ください。

棚橋弘至のPodcastOff!』(無料で聞けます)