全日本プロレス退団のジェイク・リーがSNSで洩らした心境

ジェイク・リー【撮影:koba】
国内プロレスニュース




Pocket

2月8日に報道されたジェイク・リーの全日本プロレス退団。

全日本プロレスは同日会見を開き、2022年12月31日付でジェイク・リー、TAJIRI、イザナギ3選手の退団を発表しました。

この度、弊社所属選手のジェイク・リー選手、TAJIRI選手、イザナギ選手が契約満了につき20221231日付で退団することになりました事をお知らせ致します

イザナギ選手は1221()新木場大会

ジェイク・リー選手、TAJIRI選手は1225()後楽園大会が全日本プロレス所属ラストマッチとなります。

今後もジェイク・リー選手、TAJIRI選手、イザナギ選手並びに全日本プロレスへ、変わらぬご声援の程よろしくお願い致します。

引用:全日本プロレス

 

会見に出席したジェイクは退団に至った経緯と、退団後のビジョンについて話しました。

【退団に至った経緯】

『この気持ちはもうずっと結構前から持っていたもので。 ただ、 自分の中で50周年ていうものを常に意識していて、それまでは絶対にこの会社のためにやっていこうと。 なので、 どんな条件でも僕は反対もしなかったというか、 それに従ってやらせていただきますという形で動いていて。 ただ、周りの状況も変わっていって、僕自身の気持ちも50周年を迎えることで、 もう一歩前に。一度しかない人生なのだから、やっぱり俺は挑戦したいなっていういろいろなことに対して。そう思って、 それで今回、先ほど言った気持ちに至りました』

【退団後のビジョン】

『そうですね。やっぱりこの世界でこういうふうに試合をさせてもらえるというのは誰もができることじゃないと僕は思っていて。多少お金があったら、それは上がれるかもしれませんけど、 そのお金の額も半端じゃない額にもなるだろうし。 けど、リングに上がる以上、 みんなそれなりのトレーニングをしてそれで魅せているわけで。
そんな人間がもっと外にはいるわけですよ。 だから、やっぱりいろんなそういった選手とレスリングしたいなというのがあるので、 辞めるとかそういうのじゃないので。 逆にこれからいろんな選手とどういうふうなものを。 今までは会社に僕は守ってもらった存在だったので、 それに僕は甘えていた部分もあっただろうし。そういった意味での挑戦でもありますよね』

引用:全日本プロレスYouTubeチャンネル

 

韓国籍のジェイクは以前からSNSで帰化申請に関する呟きをしていました。

現状、パスポートが作れず海外に行くことができないと語ったジェイクですが、近々帰化に関する面接がうまく行けば来春にはパスポートが作れる環境になるのではと語っています。

活動の拠点がどこになるかと言われれば、今はフリーとして国内になると述べました。

 

会見で何度も全日本プロレスに対する感謝を口にしたジェイクですが、それでも退団の意思が固かったのというのは『挑戦』という2文字にチャレンジしたかったからなのでしょう。

生え抜きとして育ててもらった全日本を巣立つという決断は、簡単な決断ではなかったと思います。

そして、数日前のInstagramの投稿を見る限り、挑戦したい団体はあるもののまだ決まっていないのかもしれません。

“待ってろよ、必ずだ”

 

大きな決断をしたジェイク・リーですが、退団発表に向けずっと張り詰めていたのでしょう。

会見が終わったあと、Instagramのストーリーズに一言本音を洩らしました。

『なんか色々スッキリした』

 

全日本プロレスでのジェイク・リーの試合は残り2大会。

年内最終戦となる12・25後楽園ホール大会では、新日本のSANADAとBUSHIとタッグを組むことも発表されています。

 

年内最後の興行のメインイベントに立つジェイクは、全日本所属ラストマッチで何を語るのか。

2023年からのジェイクの新たな挑戦を楽しみにしたいと思います。