棚橋弘至がゲイブ・キッドと一触即発となったバックステージの裏側を語る

棚橋弘至、ゲイブ・キッド【撮影:Koba】
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1クライマックス福岡大会のバックステージで起きた危険な遭遇は、今シリーズの事件の一つに数えられるでしょう。

鷹木信悟に勝利し興奮状態のゲイブ・キッドは、バックステージで見つけた棚橋弘至に対し罵詈雑言のかぎりを尽くし罵りました。

キッド『オイ、ヘイ、タナハシ! (※棚橋を呼びに行く)ヘイ、こっちに来い。通り過ぎないで、カメラの前へ。今すぐここへ来い』

棚橋『What?』
キッド『ここに立って』
棚橋『What?』
キッド『黙って俺の話を聞け。(※棚橋と向かい合い、顔を突き合わせて)俺を見ろ。俺の目を見ろ。俺の目に宿る憎悪から目を逸らすな。お前の采配について、お前や会社のおせっかい野郎どもがどう考えているのかは知らないが、お前はショータが特別なヤツになってほしいんだろう? ツジに特別なヤツになってほしいんだよな。ナリタ、ユーヤ、あいつら三銃士に望んでる。あいつらは俺に及ばないのに!
棚橋『(※相槌を打ちながら)Um-hum』

キッド『俺はウソをついてるか? 俺の言っていることは偽りか? 俺の話してることは無意味か? いや、違う。俺はやると言ったことはやる』
棚橋『Um-hum(※と相槌を打つ)』
キッド『俺はここに自分の足で立つ。お前らクソ野郎とは違うんだ。これが俺だ。はっきりさせておこう。2008年、ニセンハチネン、ニュージャパンはどん底にあった。覚えてるだろ?』
棚橋『Yeah』
キッド『覚えてるな』
棚橋『Yeah』
キッド『お前はこの団体を救った。救ったんだ』
棚橋『Yes、I am』
キッド『ああ、知ってる』
棚橋『I did』
キッド『黙れ。喋るのは俺だ』
棚橋『Um-hum』

キッド『あれは2008年だった』
棚橋『Um-hum』
キッド『今は2024年。俺が自ら進んでこの団体を救ってるんだ。毎日
棚橋『Um-hum』
キッド『だから、お前が俺に然るべき尊敬の念を払わないなら……あいつらを上に置いて、俺を下に置くなら……いや、俺はあいつらの誰よりも優れているんだ。の名にしかるべき尊敬の念を払わないなら、お前からすべてを奪う。(※棚橋、無言でうなずく)すべてだぞ。ドーイタシマシテ、クソ社長

引用:新日本プロレス

 

同年代の日本人選手に対するジェラシーと、誰よりも優れている自分を尊敬するよう強要したゲイブ。

一触即発ムード漂う中、言いたいことを言い切ったゲイブは、棚橋を置き去りにしバックステージを去りました。

棚橋が偶然通って起きただろう危険な遭遇に、多くのファンが注目した事件だったと思います。

 

この危険な遭遇について、今週配信された「棚橋弘至のPodcastOff!」で福岡大会の舞台裏に言及した棚橋。

タナポ300回記念でスペシャルゲストを呼んだらどうかというリスナーの意見に対する回答から、ゲイブとの危険な遭遇について語りました。

棚橋『スペシャルゲストなぁ。ハードル高いなぁ』

真下『これはねぇ、結構ハードル高い?』

棚橋『G1で優勝した選手をゲストにする…これ軍団の問題もありますからね』

真下『これ軍団の…こないだのゲイブ選手とバックステージでやり合うという衝撃のシーンありましたけど。あれはたまたま通りかかったんですか?

棚橋『トイレに行っただけです。噛みつかれましたよ

真下『またトイレからドラマが生まれるパターンですね。たまにある』

棚橋『控え室からトイレの動線と、トイレからトレーナールームの動線の間にコーナーのコメントブースがあって。僕はトイレに行って菅野トレーナーに膝アイシングとか、治療がてら寄ろうかなと思ったら見えた瞬間に「ヘイ、タナハシ!」

真下『めざとい(笑)』

棚橋『待て待てと』

引用:「棚橋弘至のPodcastOff!」

 

会場の動線の都合で、偶然コメントブースを通り、運悪くゲイブに捕まってしまったことを明かした棚橋。

タイミングが悪ければ急襲されていた可能性もあるだけに、油断できない状況だったと言えるでしょう。

バックステージで襲われて因縁が生まれるパターンもあると思いますが、今のゲイブとの遭遇で何も起こらなかったのは奇跡とも言えます。

 

G1クライマックスのリーグ戦も残すところ2試合のみ。

Aブロックのゲイブは首位タイのザック・セイバーJr.と闘うだけに、絶対負けられない重要な試合となります。

G1クライマックス34星取表