棚橋弘至が改めて語った闘魂『闘魂ですか?僕は闘魂はないです』

棚橋弘至【撮影:koba】
備忘録




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ントニオ猪木が残した『闘魂』と『ストロングスタイル』という言葉。

新日本プロレスに所属するレスラーは、少なからずこの言葉に影響を受けているでしょう。

団体が継続する限り、この言葉が失われることはないと思います。

シンニチイズム【撮影:koba】

 

故人を偲び追悼大会として行われた1・4東京ドーム大会ですが、先日『闘魂』を題材にイッテンヨンのドキュメンタリーが公開されました。

新日本のレスラー、関係者が語った『闘魂とは?』です。

 

新日本の“エース”棚橋弘至にとっての闘魂

 

アントニオ猪木のいる時代の新日本プロレスからいた棚橋弘至。

今、新日本で活躍する選手の中でも、『闘魂』や『ストロングスタイル』を身近に感じ、闘ってきた選手と言えるでしょう。

かつて道場から猪木のパネルを外し、そして捨てられそうな猪木のパネルを救ったのは、両方とも棚橋弘至です。

 

人一倍、故人に対し特別な感情があるだろう棚橋ですが、猪木にとっての闘魂とは何かを語りました。

棚橋『闘魂。闘魂は文字にすると闘う魂っていうそのままだと思うんですけど。たぶんね、何と闘うか、何と闘っているかというのは猪木さんにはとても重要だったんじゃないかな。闘魂っていうのは瞬間瞬間で燃えるものでもあるんですけど、たぶん猪木さんはずーつと燃やし続けていたと思うんですよね。僕が勝手に思っているのは「プロレスをもっとメジャーに」「もっと市民権を」。そういう“対世間”。対戦相手に限らず、そういった対世間との闘いが猪木さんはあったんだなと思ってます』

引用:NJPW WORLD

 

新闘魂三銃士と呼ばれ切磋琢磨してきた中邑真輔とは、アントニオ猪木との向き合い方が違ったと語った棚橋。

かつてリングで猪木と叫んだ中邑に対し、実況席にいた棚橋はこんな発言をしていました。

『完全に呪われてますね。ストロングスタイルっていうものはもう呪いなんですよ、新日本プロレスにとって』

 

あの実況での発言から何年も経ち、当時を振り返った棚橋はアントニオ猪木との向き合い方の違いを改めて語っています。

棚橋『間違ってないと思います。猪木さんとの向き合い方の違いというか。真正面からぶち破ろうとした中邑と、僕は正面突破ではなくて。もう歴史もか記憶には勝てないって僕は思っているので、違う新しい歴史とか、そういう風景をつくっていこうという。猪木さんというものを回避した棚橋とのやり方の違い』

引用:NJPW WORLD

 

棚橋にとっての闘魂とは何なのか?

ドキュメンタリーで『闘魂はあるか』という質問に対し、棚橋は意外な回答をしました。

闘魂ですか?僕は闘魂はないです。たぶん新日本プロレスのレスラーは僕以外みんな闘魂を持っていると思います。僕は闘魂以外のものを全部持っています。よく分かんないですけど(笑)』

引用:NJPW WORLD

 

自分には闘魂はないと語った棚橋。

かつて暗黒時代と呼ばれていた新日本プロレスを建て直した功労者にとって、闘魂にはない新しいプロレスを構築した自負があるのかもしれません。

『闘魂以外のものを全部持っている』という言葉は、棚橋だから言える発言であり、説得力しかありませんでした。

棚橋弘至【撮影:koba】

 

闘魂を持たない棚橋が、令和の時代に闘魂を追い求めるオカダカズチカに指名され実現するアメリカ大会でのIWGP世界ヘビー級選手権。

刷新されてからまだ巻いたことのないIWGP世界ヘビー級のベルト。

旗揚げ50周年イヤーではなく、旗揚げ51周年イヤーにIWGPに挑戦するというのも、何かの縁かもしれません。

新日本プロレスの新たな時代の幕開けに、『闘魂以外のものを全部持っている』棚橋がどんな景色を魅せるのか。

棚橋がIWGP世界ヘビーに挑戦するサンノゼ大会は、2月19日AM11時20分からNJPW WORLDでPPV生配信です。