ジェイ・ホワイトを襲撃したデビッド・フィンレーの今後の野望

デビッド・フィンレー【撮影:koba】
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ンノゼ大会で行われた「ルーザーリーブ・ニュージャパンマッチ」に敗れ、新日本プロレスを追放となったジェイ・ホワイト。

いつもの様なのらりくらりなスイッチブレードは存在せず、対戦相手のエディ・キングストンに一方的にやられる弱々しい姿しかありませんでした。

そこには敗北する運命しか存在しないような、諦めにも近い表情に見え、いつものジェイとは別人だったとも言えます。

 

ジェイは本当に新日本を去ってしまうのか。

リングでうつ伏せのままのジェイは、試合のダメージより、精神的なダメージの方がはるかに大きいように見え…

試合後、マイクを取り何かを話そうとした瞬間、なぜか背後にいたデビッド・フィンレー。

ジェイが振り向いた瞬間、シレイリで殴打したフィンレーは誰にともなく溜めていた怒りを爆発させました。

『お前にはこの会社があるのに、出ていくって!?お前の手のひらにこのビジネスがあるっていうのにだ。それなら俺がお前から奪ってやる!お前にはわかるか!?ステージの裏でどれだけのあいだ、 ジェイ・ホワイトが持っているものをメチャクチャにしてやると考えていたかわかるか!?俺は考えるのをやめたんだ。 俺はジェイ・ホワイトが持つものを台無しにしてやると決めたからな! エクスキューズミー。 心から言わせてもらう。 お前の “ERA (時代) “なんてク・ソク・ラ・エだ!そして、 カリフォルニアよ、 クソクラエ!(※ブーイング) それからジャパン!それにアイルランドもだ!なぜなら俺はどこにいっても“よそ者”だからだ!アメリカでは俺はアイリッシュ。アイルランドでは俺はアメリカ人。 そして日本では“ガイジン”だ!率直に言って、これはサイアクだぜ。 うんざりだ。 なぜなら俺は国のためだけにプロレスをやってるわけじゃない。ビジネスでプロレスをしているからだ。 (※ 『だまれ』コール)ノーノーノー。(※観客に向かって)お前たちが黙れよ。俺のことを“ガイジン” と呼びたいか!?“ガイジン”と呼びたいのか!?俺はこの国に4世代に渡り住んでいる。(※カメラに向かって) おまえはどうだ!? (※観客に向かって)何年だ!?何年暮らしている!?誰も言えないだろう。俺は4世代に渡って暮らしている。 教えてやる。 カリフォルニア、 ジャパン、俺の言うことを聞いたほうがいいぞ。 もし、 お前らの誰かがこのロープをまたぎたいなら、俺の許可を得ることだな。 (※ジェイに向かって)ここからさっさと出て行けよ。 俺がナイスにキレイに終わらせてやる。 急げよ。 俺はこれ以上祈らないし待たない。このビジネスは血と泥から生まれた。 俺のように獰猛なやつが“ホーム”だと思える場所は、(この場所以外) この地上にはないんだからな!』

引用:新日本プロレス

 

日本の野毛道場で育ち、ヤングライオンとして切磋琢磨したジェイとフィンレー。

2人が歩んだ道のりを比べれば、ジェイに対する嫉妬も納得でしょう。

これがフィンレーにとってのヒールターンかどうかは分かりませんが、2023年の最重要人物の1人になったことは間違いありません。

 

サンノゼ大会前に語ったデビッド・フィンレーが抱く野望

 

サンノゼ大会の直前、海外メディアがデビッド・フィンレーのインタビューを公開しました。

ジェイ以上にメディアへのインタビューが少ないフィンレーですが、サンノゼ大会の襲撃を見れば意図的なタイミングだったと思われます。

インタビューでフィンレーは、新日本にやり残したこと、今後の野望ついて答えました。

『ええ、世界チャンピオンになりたいです。俺は4世レスラーなんだ。レスリングは俺の中に染み付いていて、父といる時も祖父といる時もレスリングの話ばかりしているんだ。レスリング、レスリング、レスリングという感じだが、俺の家族は世界チャンピオンになったことがない。だから、俺がプロレスの頂点に立つということは、IWGP世界ヘビー級チャンピオンになるということだ。新日本にはやり残したことがある。それは入門初日からの目標であり、他の場所には行けない。他の場所には行きたくない、絶対に。それが俺の目標であり、それを達成するまでは他の橋は渡らない

引用:Fighful

 

フィンレーは3月5日から始まるニュージャパンカップにエントリーしています。

恐らく、今年もG1クライマックスにもエントリーするでしょう。

IWGP世界ヘビーのベルトを獲得し、プロレスの頂点に立ちたいと語ったフィンレー。

The Rebel(反逆者)の反撃の狼煙が今あがろうとしています。