海外武者修行に旅立つ辻陽太にロスインゴ内藤哲也が贈ったメッセージ

内藤哲也、辻陽太【撮影:koba】
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謎のVTRの正体が明らかになりました。

「レスリングどんたく」シリーズ中、常に試合と試合の間に流れていた謎のVTRですが、メインイベント後に登場したのは海外遠征中の辻陽太。

初防衛に成功したSANADAにスピアーを見舞うと、IWGP世界ヘビーのベルトを掲げ挑戦表明しました。

 

さらにはリング上で胸を拳で叩きロスインゴポーズをしてみせた辻。

バックステージでは改めてSANADAへの挑戦表明をすると、敗れた高橋ヒロムを抱え控室に消えました。

 

まだ確定ではありませんが、辻がロスインゴ入りをアピールし、ロスインゴの新メンバーになる可能性は高いでしょう。

かつてヤングライオン時代の辻陽太は、内藤とのシングルマッチマッチを熱望し、SNSで5万5千いいね達成で挑戦チャレンジを敢行していました。

結果的に目標には届きませんでしたが、壮行試合は内藤とのシングルマッチというチャンスを得ています。

 

辻がプロレスラーを目指すキッカケを与えたのは棚橋弘至であり、目標とする先輩は岡倫之(現在消息不明)、イギリス遠征時代はグレート・オーカーンが作ったザ・リージョンに加わっていた辻陽太。

凱旋帰国時、どのユニットに入るか様々な予想がありましたが、結局選んだ先は“憧れの内藤哲也”率いるロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンでした。

これは辻が内藤との壮行試合で語った、内藤への想いです。

辻『この壮行試合、最後に、憧れである内藤さんと試合ができて良かった。 いや違う!オレはそんなこと思ってない!!せっかく自分の憧れる相手と戦えるチャンスが来たのに、結果を残せなかった自分が悔しいぜ!

内藤さん、 あんたが言うように、 壮行試合の相手がオレで良かったと思える試合だったかどうかは知らないが、近い将来、気付いた時にあんたは必ず、 内藤哲也が辻陽太の壮行試合の相手で良かったと思ってるはずだ! そして、今日でオレは新日本プロレス、ヤングライオンという船を降りる。 この船は頑丈だった。 どんな事があろうとも耐えてくれる立派な船だ。 ただ、 進みが遅いんだ。 これからオレは、辻陽太、オレ自身の船で旅に出ようと思う。どんな困難があろうと、 必ず自分一人の力で、乗り越えてみせる。ここまで来れたのは、新日本プロレスを始め、先輩方、そして応援して下さったファンの皆さん。 そのおかげだ。 本当にありがとうございました。 そして、 どんな荒波も乗り越えて、世界を、世界をも手にするレスラーになって帰ってくる』

引用:新日本プロレス

 

現在、ロスインゴは5年間在籍したSANADAが抜け、ティタンが来日できない時は4人しかいません。

先日は鷹木信悟がタイチに敗れ、唯一チャンピオンの高橋ヒロムもSANADAに敗れユニットとしては勢いがない状態です。

ユニットとして再び新日本を席巻するためにも、新メンバーが必要な状況と言えるでしょう。

 

内藤に憧れたレスラーが、遂にロスインゴ入りをアピールしました。

壮行試合で内藤が口にした惜別メッセージは、遠征前から辻の心を動かしていたのかもしれません。

内藤『辻がどっかのインタビューで、 内藤に負けるなら “デスティーノ”で負けたいって言ってたの、オレは知ってるよ。でもさ、オレにとって“デスティーノ”っていうのは特別な技なんだよ。 オレの運命を変えてくれた技だから。残念ながら簡単には出せないかな。 まあいつか、 デスティーノに出すのに相応しい相手となることを願ってるよ。 だって彼はこれから海外遠征にでるんでしょ?まあこの先、彼が海外で何をして、そしてどういう姿で帰ってくるのか、もうオレの知ったこっちゃないけどさ。

なあ、辻。 オレから一言あるとすれば “Hasta luego !” また会おうぜ!カブロン!』

引用:新日本プロレス