先週末始まったG1クライマックスは3大会が終わり、スタートダッシュに成功した選手、連敗スタートになった選手、タイムレスドローが続いている選手など、試合結果にも個性が出ています。
今夏のG1は20分一本勝負の4ブロック制。
リーグ2位まで決勝トーナメント進出が可能であり、8人に2人(1/4)がリーグを突破できます。
まだまだどの選手にもチャンスがあるので、熾烈な闘いはこれからが本番です。
ファンタズモが怒涛の大攻勢も、オカダが圧巻のレインメーカーで2連勝!前人未到の“3連覇”宣言!
SANADAは海野の猛追を食い止めて逆転勝利、清宮とAブロック首位を並走!!
7.18『G1』山形大会結果
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Bブロックでリーグ突破最有力選手の1人であるウィル・オスプレイは、初戦こそタイチに敗れたものの2戦目のYOSHI-HASHIには新技で激勝。
バックステージではSANADAをIWGP世界ヘビー級王者であることを認めないと発言し、G1優勝宣言をしました。
.@WillOspreay “Leap Of Faith”
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オスプレイ『俺はSANADAがIWGP世界ヘビー級王者であることを認めない。新日本プロレスのチャンピオンだろうがなんだろうが、誰もがオマエを好きなように呼べるさ。 だが俺にとっては、オマエが俺を倒すまでは、オマエはチャンピオンじゃない。だから今は、このべルトを高めるために全力を尽くす必要がある。そのためには「G1 CLIMAX」で優勝しなければならない。君たちに嘘はつかないよ』 引用:新日本プロレス |
さらには、自身が持つIWGP USヘビーのベルトを『失敗したプロジェクト』と批判。
理論的にインターコンチネンタル王座であることを主張しつつ、今のベルトを刷新する旨の発言をしました。
オスプレイ『このベルトは俺にとっては無価値だった。これは失敗したプロジェクトなんだ。 このチャンピオンシップはアメリカ合衆国で終わるようになっていたんだ。なぜこれが日本にあるのか? このベルトはアメリカの地で、彼らの土地で防衛されるべきものだった。だが今は俺がこのベルトを保持している。俺がこのベルトをと価値のあるものにする。この俺が、このベルトをかってないほど、今までで一番望まれるベルトにするんだ。新日本プロレスで皆がやりたいことをやっているのを見た。だから俺もやりたいことをやるつもりだ。(※USヘビー級のベルトの星条旗柄の部分を指して)これを削り取って、このクソベルトからこのアメリカの国旗を取り除くんだ。この国旗をベルトから外すために、全力を尽くすぞ。 理論的には、これはインターコンチネンタルチャンピオンシップになるはずで、それを取り戻すことはできないのは分かっている。だがな、皆がこのクソ会社で好き放題やっているようだからな。俺も自分がやりたいようにやるよ。このベルトのスペルを変えてやる』 引用:新日本プロレス |
2017年に新日本のアメリカ大会での運用を主目的に作られただろうUSヘビーのベルト。
しかし、パンデミックを境にIWGPヘビーとIWGPインターコンチネンタルのベルトが統一され、USヘビーは実質団体2位のベルトになりました。
ただし、IWGPヘビーのベルトがIWGP世界ヘビーに名前が変わったことにより、USヘビーの存在意義が曖昧になり、結果新日本とAEWを繋ぐベルトのような存在になっています。
恐らく、USヘビーのベルトには旧インターコンチのベルトほどのブランド価値はないでしょう。
歴史が浅いことも理由のひとつですが、もっと価値を高めたいベルトのはずです。
USヘビーの価値を上げることは、新日本の価値を上げることにも直結すると思っています。
封印されたインターコンチの名を出したオスプレイは、米国国旗の剥奪とベルトの名前を変更を宣言しました。
オスプレイが王者として勝ち続け、公の場で主張を続ければ、USヘビーのベルトのデザインも呼称も変えることができるでしょう。
IWGP世界ヘビーのベルトと同等の価値に高めるため、オスプレイの新たな挑戦が始まろうとしています。