正直、この日のメインがなぜNEVERのチャンピオンだったのか、ずっと不思議に思っていました。
BブロックにはUSヘビー級チャンピオンもIWGPヘビー級チャンピオンもいるのに…
USヘビー王者のジュースと2年連続Number人気投票1位の内藤の試合がメインでも、大いに盛り上がったと思っていました。
一度もシングルで内藤を倒したことのないジュースが、初内藤撃破を成功させる展開だったり。
それとも、内藤が勝利で反撃の狼煙を上げる展開。
デ・ハ・ポンの大合唱で、G1は更に盛り上がっていたこでしょう…
また、IWGPヘビー王者のケニーの試合がメインであることが、もっとも相応しいと思っていました。
G1前に勃発したバレットクラブの内紛の中心人物のタマ・トンガと、現リーダーのケニー・オメガとの直接対決。
G1の公式戦ということだけじゃなく、バレクラ騒動の行方も味わえる。
国内のファンだけでなく、ワールドで視聴する世界の新日本ファンの為にも、ケニーがメインの方がいいのではと思っていました。
でも、後藤洋央紀と石井智宏のメインを見て、これが正解なんだと思いました。
そう…
これこそがG1クライマックスのメインに相応しいということを
後藤がCHAOSに加入してからは、二人の対決の可能性は実質ニュージャパンカップかG1公式戦のみ。
ただし、2015年以降G1では必ず同じブロックに割り振られています。
つまり…
真夏に必ず見れる鉄板カード
実はG1で3年連続で後藤に負けている石井。
4度目の正直なるかというところにも注目できました。
そして、何より試合内容の激しさが、これこそG1なんだと気付かされました。
この試合を見れば『日本人は楽な試合をしている』なんて、口が裂けても言えないでしょう。
間違いなく、後楽園がこの日一番の盛り上がりを見せました。
これぞG1を体現し、壮絶な死闘を制したのは…
石井智宏
結果的にBブロックが大変面白い展開になりました。
タマ・トンガの反則により、ケニーが唯一の3連勝でBブロック首位。
ただし、今後闘う対戦相手のシチュエーションが秀逸なんです。
7・26長岡 ジュース・ロビンソン
ジュースの今G1初勝利を目指す対決
7・28愛知 SANADA
今まで見せてこなかった引き出しを解放したSANADA
8・1鹿児島 ザック・セイバーJr.
レスリングどんたくで『お前のつまらない闘いに付き合ってやった』発言を、ザックは意識しているはず…
8・4大阪 石井智宏
『日本人は楽な試合をしている』発言に、本心ははらわた煮えくり返ってる人
8・8横浜 矢野通
フェアプレーを放棄した矢野。去年のマーメイド再び!?
8・11日本武道館 飯伏幸太
ゴールデン☆ラヴァーズ直接対決
ここまで開幕3連勝のケニーですが、この状況を見たらいつ勝ち星を落としても不思議じゃないと思ってしまいます。
そして一番可能性が高い相手が…
石井智宏なんだと思ってます!