新日本プロレスの解説者が明かした2023年の観客動員増減の実態

後楽園ホール【撮影:Koba】
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023年の新日本プロレスの全ての興行が終わり、あとは一年の総決算である1・4東京ドーム大会を待つばかりです。

今年も色々なことがありましたが、一番のグッドニュースと言えば一年を通して歓声ありの状態で興行を開催できたことでしょう。

動員がコロナ禍前の100%の状態に戻ったわけではないですが、アフターコロナのフェーズに移行した年と言えます。

肌感覚でも観客動員は増えたように思え、2023年度(22年7月から23年6月まで)は過去最高の売上高の98%まで回復したことが発表されています。

これは観客動員だけではなく新たなビジネスモデルを構築し、様々なコンテンツを提供し続けた結果とも言えるでしょう。

 

新日本から1年間を通しての具体的数字は明かされていませんが、英語実況席の解説でお馴染みのクリス・チャールトンさんが、観客動員の前年比をX(旧Twitter)で公表しました。

クリスさん曰く、全興行合わせて約30万人の動員を記録したとのことです。

クリス『2023年、5カ国で開催された160以上のNJPWイベントに30万人弱が来場しました。前年比では1ヶ月を除いて大幅増または横ばい。

イベントごとの平均入場者数は2022年比で20.7%増、2021年比で63.4%増。

前比割れの月は11月で、今年は「Historic X-over」がなかったため、唯一平均を引き下げる月となりました』

 

右肩上がりで上昇している動員に加え、現役レスラーの棚橋弘至が新社長に就任しました。

このビッグニュースは様々なメディアで報じられ、普段プロレスを触れる機会のなかった層にも届いたことでしょう。

 

年内最後の後楽園ホール大会は2大会とも満員御礼でした。

一方でコロナ禍前の1700人キャパに戻せないのも事実。(今現在は1500人キャパ)

どの会場も動員キャパは一割減にしている以上、少しでも満員の会場を増やすしかありません。

2024年は選手兼社長である棚橋のPR活動も増えることでしょう。

一つでも多く満員の会場で試合が開催されることを期待したいと思います。