海野レフリーの誤審?マスター・ワトの3カウントは入っていなかったのか

レッドシューズ海野【撮影:Koba】
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SUPER Jr. TAG LEAGUE 2023」のリーグ最終戦は、大荒れの展開となりました。

勝点12でリーグトップだったエル・デスペラード&マスター・ワト組は引き分けでも1位突破できる状況でしたが、ハウス・オブ・トーチャーの総動員の介入により敗北。

2対5のタッグリーグとは言えない状況に会場は大ブーイングとなり、納得できないファンもいたことでしょう。

中でも一番後味が悪いシーンとなったのは、ワトの通天閣ジャーマンが幻の3カウントとなった瞬間でした。

 

新日本プロレス公式X(旧Twitter)のリプ欄には、ワトの通天閣ジャーマンは3カウントが入っていたはずとのコメントもあります。

実際の映像でも通天閣ジャーマンを食らったSHOはカウントを返しているようには見えず、レフリーの誤審の様にも見えます。

 

ワトの通天閣ジャーマンをSHOは返せていたのか?

 

では実際のところはどうだったのか?

ワトの完璧に決まった通天閣ジャーマン。

SHOはキックアウトはできず、レッドシューズ海野のカウントは誤審だったのか…

 

再度試合シーンを見返しましたが、あの角度の映像だけでキックアウトできていなかったと判別することは、無理なのではないでしょうか

レフリーがマットを叩くシーン、配信の角度では右肩は浮いていませんでした。

一方で左肩はというと、浮いていないように見えています。

この“浮いていないように見える”という表現は、あくまで憶測です。

実際、配信で確認できる角度の映像ではSHOの左肩を見ることはできません

だから、確実に3カウント入ったとは言い切れないのです。

映像では見えていないものを“見えた”とは言えませんから

 

様々な角度からの映像を見ればSHOの左肩が上がっていたか検証もできると思いますが、あの映像だけで3カウントは入っていたと断言することは難しいと言えます。

Xのタイムラインで『明らかに肩は動いていない』というポストを見ましたが、あの映像を見る限り『明らかに左肩は見えていない』でした

勿論、左肩も動いていない風には見えますが、別角度の映像で確認できない限り感覚論でしかありません。

ワールドの映像を切り抜いても、スローモーションで見ても、見えない左肩は見えるようにはなりません。

 

今回の通天閣ジャーマンのシーンを見返したとき、カタールW杯の日本対スペイン戦のあるシーンを思い出しました。

それは三笘選手がゴールラインギリギリでボールを折り返したシーンです。

 

感覚的に見ればあのボールはゴールラインを越えているように見えました。

しかし、VAR判定でボールは1.88mmラインに残っていたという判定になり、日本のゴールが認められています。

サッカーW杯のあのシーン同様、新日本プロレスワールドの配信ではSHOが通天閣ジャーマンをキックアウトできた様には見えませんでした。

しかし、レフリーの角度からはSHOの左肩が僅かに浮いたということでしょう。

もしくは左肩が動き浮いたように感じたか。

 

もしかしたら、SHOの左肩は微動だにせずレフリーの誤審だった可能性もあるでしょう。

しかし、あの映像だけでは判別しかねます。

残念ながらSHOの左肩は見えていません。

そしてプロレスはリアルタイムの攻防である以上、一瞬の判断を見誤ることは絶対ないとは言い切れないということです。

 

デスペラードも試合後『後味が悪い終わり方』と呟いていますが、ワトの通天閣ジャーマンのカウントについて言及している訳ではないでしょう。

後味が悪い結果も、納得いかないことも全て試合で覆すしかありません。

再びデスペラードとワトがタッグを組むかどうかは分かりませんが、デスペラードが友達Tシャツを着る姿は見てみたいものです。