内藤哲也が海外メディアに1・4東京ドーム大会で実現した“再集結”を語る

EVIL、内藤哲也、SANADA【撮影:Koba】
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日本プロレスの最前線をひた走るロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの内藤哲也。

今年頭にオカダカズチカ、ウィル・オスプレイ、タマ・トンガらが新日本を退団したことで、今まで以上に会社が内藤へ期待する部分は大きいでしょう。

今週末の両国国技館大会で行われるIWGP世界ヘビー級王座の防衛戦の相手は、同じロスインゴの辻陽太です。

サラリーマン時代に深夜テレビに映る内藤のプロレスを見た辻は、内藤に憧れプロレスラーを目指すことになりました。

ある意味、今年の両国でのメインイベントは内藤というプロレスラーの人気、影響力があって成し得た産物と言えるでしょう。

 

似た状況は数ヶ月前にも実現しています。

1・4東京ドーム大会のメインイベントで、当時IWGP世界ヘビー級王者のSANADAに内藤が挑戦し、勝利後ハウス・オブ・トーチャーのEVILがリング上で内藤を襲撃しました。

念願のドームでの大合唱をEVILに阻止されるところでしたが、その状況を敗れたSANADAが救っています。

3万人を集めた東京ドームのメインイベントの最後にリングにいたのは、新旧ロスインゴメンバーの3人であり、内藤がロスインゴを作らなければこの状況を作ることはできなかったと言えるでしょう。

 

新日本の中心であり、新日本になくてはならない存在である内藤哲也ですが、珍しく海外メディアのインタビューに答え、今年の1・4東京ドーム大会のメインイベントを振り返りました。

下記はそのインタビューの翻訳の一部になります。

ーー『EVILは何年か前KENTAがやったように、結果SANADAがそししましたがWRESTLE KINGDOMでの大合唱を台無しにしようとしました。 あの時、SANADAに助けられたことに感謝していますか? 東京ドームでLIJの大合唱の瞬間を迎えることができたとき、どんな気持ちでしたでょうか?』

内藤『EVIL、SANADA、そして俺と、東京ドーム大会のメインイベントの後、少しの間、新旧ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの3人が同じリングに揃いました。 改めて最初にLIJを作ったことは正しかったと実感しました

SANADAに関して言えば明らかに才能があるのに、それを十分に発揮できていないように見える。 俺ようにSANADAには一歩を踏み出す勇気が必要なのかもしれない…

引用:Fightful

 

内藤がロスインゴを日本に持ち込みEVIL、SANADAを仲間に加えなければ、今年の東京ドーム大会の状況は生まれなかった訳で…

改めて内藤というプロレスラーと内藤が作ったロスインゴの存在の重要さに気づかされる瞬間だったと思います。

 

そのロスインゴから卒業しIWGP世界ヘビーを戴冠したSANADAですが、内藤はまだその実力を発揮できていないと応えました。

そして、今よりさらに一歩踏み出す勇気が必要だと助言しています。

新世代のレスラーが台頭する中、まだまだSANADA世代の活躍が必要であり、SANADAはその最前線を先導する実力と才能を持ち合わせたレスラーと言えるでしょう。

ロスインゴを脱退するという大決断をしたSANADAに、もっと踏み出す勇気が必要と説いた内藤。

SANADAに必要な一歩踏み出す勇気とは何なのか、SANADAが爆発的な人気を誇るレスラーになるには何が必要なのか…

内藤の興味深い考察の答え合わせがいつかできることを期待したいと思います。