WAR DOGSデビッド・フィンレーが語った「新日本プロレスが嫌いな理由」

デビッド・フィンレー【撮影:Koba】
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月20日から始まった「レスリングどんたく」シリーズも、残すはあと4大会。

配信数で言えばビッグマッチの福岡大会2DAYSのみとなります。

2日間でヘビー級のタイトルマッチが5つ行われますが、ノンタイトルながらセミファイナルに抜擢されたのは、辻陽太 vs デビッド・フィンレーのスペシャルシングルマッチです。

 

今年のNEW JAPAN CUPを制し、新世代の先頭を走り続ける辻陽太。

バレットクラブの新リーダーとして、歴代リーダーにはない獰猛さでユニットを牽引するデビッド・フィンレー。

タイトルは掛かっていないものの、勝者はタイトルに挑戦する価値があると言える試合なだけに、「レスリングどんたく」福岡大会の中でも要注目な試合と言えます。

 

バックステージで舌戦が続く両者ですが、広島大会での辻の『新日本に対する愛はあるのか?』の質問に、フィンレーが“思いのたけ”を語りました。

フィンレー『ありとあらゆることがある中で、俺に対する疑問が、俺に対して聞きたいことが「この会社が好きか?」だと!?

俺の行動が愛情を示したことがあったか?2本のベルトを破壊したことで示しているだろ!愛を示していたか?ノーだ!

だからはっきり言おう。ツジ、俺はこのクソな会社が大嫌いだ!なぜなら俺は約10年前に夢と希望を持ってここに来たからだ俺の役割を果たし、うまくやり、日本の若者のように努力すれば、いつの日か報われるとじていた。

だが、どこかの時点で、それはとんでもないデタラメだと気づいたのだ!この会社のボールを握りつぶしてビッチにするまでは何も起こりはしなかったのだ!

だからな、ツジ!俺はこの場所もこの国も好きじゃない!おまえのことも好きじゃない!実際のところ、嫌っている。おまえの全てが嫌いだ。おまえのクソみたいな笑顔、その生意気な笑顔には反吐が出る!なぜそんなにうぬぼれる必要があるんだ?

引用:新日本プロレス

 

同期にはジェイ・ホワイト、野毛道場時代はパートナーだったジュース・ロビンソンがいました。

2人が脚光を浴び、新日本の最前線で活躍する中、いつか報われると信じ、自分の役割りを全うし努力し続けたフィンレー。

結果、ヒールターンしバレットクラブ入りするまでシングルのタイトルを戴冠することができなかったと思うと、『俺はこのクソな会社が大嫌いだ!』という発言も納得です。

野毛道場育ちの外国人レスラーで、最も報われなかったレスラーの1人と言えるでしょう。

 

逆に言えば長い期間我慢し、ジェイ、ジュース、他のレスラーが脚光を浴びる中でも、いつか自分にもチャンスが来ると諦めなかったフィンレーの「新日愛」は非常に深いと言えます

2015年に来日して9年経った今、ようやくフィンレーは新日本の最前線に立つことができました。

新日愛が深いだろうフィンレーが口にした『大嫌い』。

これまで9年間耐え忍んだ歴史を考えると、非常に深い言葉と言えるでしょう。

誰もが必ず報われる訳ではありませんが、歴代のバレットクラブのリーダーと同等以上にスポットライトが当たることを期待しています。