IWGP世界ヘビー級のベルトをジョン・モクスリーが戴冠し、その後AEWで防衛戦が行われたことにより、新日本プロレスの一部の選手が不快感を示しています。
AEWのリングで新日本の意思に関係なくタイトルマッチが行われては、選手から批判的な声が上がるのも当然のことでしょう。
これまで一度もIWGPのベルトに挑戦したことのないタイチは、挑戦者の敷居が限りなく低くなってしまった状況に、満を辞して初挑戦をアピールするほどでした。
タイチ「いま、海外の団体で新日本プロレスの事をよく知らないヤツ、新日本プロレスの戦いに関係ないヤツが、簡単にIWGP世界ヘビーに挑戦してるんだろ?要はもう誰でもいいって事だろ?だったら、“この俺”だっていいって事だよな?誰でもいいんだからな!」
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— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) May 4, 2024
一方でこの状況をポジティブに捉えたのは選手兼代表取締役社長の棚橋弘至です。
海外メディアのスポーツ・イラストレイテッドのインタビューに答えた棚橋は、モクスリーがIWGP世界ヘビー級王座を持っていることに無限の可能性を秘めていると語りました。
また新日本プロレスにとって大きなチャンスも捉えています。
Hiroshi Tanahashi on Jon Moxley as IWGP world heavyweight champion: “Whoever can take it off Moxley will have a big spotlight on them, and I hope they make the most of it.” https://t.co/pqJb7BGmTg
— Justin Barrasso (@JustinBarrasso) May 5, 2024
棚橋『団体最高峰のベルトが他団体に渡るのは初めてのことではありません。モクスリーから王座を奪取することに成功した選手は、大きなスポットライトを浴びることになります。 選手たちが少しでも有名になる手助けをしたいです。「試合の質×名声×プロモーション=ファン数」。これはとても単純な数式だと考えています』 引用:SI |
オカダカズチカ、ウィル・オスプレイ、飯伏幸太が退団した今、世界的に実力も知名度もある選手の誕生が必要と言えます。
世界的知名度が上がれば、自ずと日本での知名度や人気も上がるでしょう。
モクスリーを倒し新チャンピオンとなった選手は、歴代のチャンピオン以上に注目を浴びる筈です。
物事を見る角度によりピンチともチャンスとも捉えることができると思いますが、新社長の目には大きなチャンスと映っています。
あとはこの大きなチャンスを誰が手にするのか…
IWGP世界ヘビー級王座の次の挑戦者は、令和闘魂三銃士の海野翔太です。
海野「最終試験だ?正々堂々、正面から、お前を超えてやるよ。いつまでたっても弟子のまんまじゃいられねえ。俺は次のステップに進むんだ。師匠を超えて、IWGP世界ヘビー級チャンピオンになって、この新日本プロレスを変えてやるよ」
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