2・10エディオンアリーナ大阪で行われたIWGPヘビー級選手権は、見事オカダカズチカが10回目の防衛を果たしました。
初めてのIWGPヘビー挑戦となったSANADAですが、同じユニットのEVIL、内藤哲也より超人オカダを追い詰めたように見えたのは私だけでしょうか。
海外の反応でも、同じように感じたファンが多かったようです。
詳しくは『ホーホケキョ。海外の反応』さんのブログをご覧ください。
特にSANADAがスカルエンドを解いて、ラウンディングボディプレスを仕掛けたチョイスに疑問を持っていたようです。
あのままスカルエンドを続けていれば…
なぜSANADAはスカルエンドを続けなかったのか?
あのまま続けていたら、何分後かにレフリーストップで勝利していたかもしれない。
そこにはSANADAのプロレスに対する美学が、大きく関わっています。
タイトルマッチ前に放送されたインタビューで、理想のレスラー像を聞かれたSANADAはこう答えていました。
『エレガントなレスラーですね。上品なレスラーというか』
実は昨年のG1クライマックスでのSANADAの勝利に、ギブアップ勝ちはありません。
スカルエンドでギブアップしない相手には、必ずラウンディングボディプレスで勝利していました。
なぜ、スカルエンドを解くのか?
それは…
相手がギブアップするまでの膠着状態を、美しいと思ってないから
SANADAのラウンディングボディプレスは、見ていて惚れ惚れするほど美しい高速回転の低空飛行。
たとえ剣山でガードされても、ギブアップ勝ちは選びません。
多分、あのままスカルエンドを続けていても、オカダはギブアップすることはなかったでしょう。
確かオカダが最後にギブアップ負けを喫したのは、2015年のG1の中邑真輔戦。
昨年の鈴木みのるとのIWGP選手権でさえギブアップしなかったオカダは、いつまでもスカルエンドを耐え続けたことでしょう。
あのままスカルエンドを続けていたら、膠着状態の試合はどのくらい続いていたことか…
目先の勝利より、相手をエレガントに倒すことを目指す。
その執着こそが、SANADAの美学。
SANADAというレスラーは、人一倍拘りが強いレスラー。
いつか、ラウンディングボディプレスより美しい技を使ってIWGPヘビーのベルトを戴冠することでしょう。
今後も、エレガントなレスリングスタイルから目が離せません♪