KUSHIDAと棚橋弘至のラストダンス【現地観戦記】

雑感




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後楽園ホールで始まった『Road to THE NEW BEGINNING』の注目は、IWGPヘビー級選手権の前哨戦となったこの試合…

 

現地観戦となったこの日は、病み上がりということもあり対戦カードをあまり気にしていませんでした。

でも、よくよく考えたらKUSHIDAラストマッチの前日に、棚橋弘至をタッグを組むというシチュエーションに驚きです。

 

だって…

明日シングルマッチで闘う2人ですから。

 

あと2回しかKUSHIDAの試合が見れないと思うと、入場しただけで鳥肌が立ちました。

 

棚橋弘至との最後となるタッグマッチを、どう噛み締め闘うのでしょう。

会場の空気を読んで、ジェイ・ホワイトからギブアップを奪うのか。

泣いても笑っても、KUSHIDAにとって最後のタッグマッチのゴングがなりました。

 

試合はKUSHIDAコールで包まれる中、ジェイの手を取り容赦なく痛めつけます。

ここ最近ずっと良いところなく負けていたバレットクラブ相手に、今夜はやってくれそうな雰囲気を感じました。

 

外道がメリケンサックを手にしレフリーの注意を引きつけている間に、ジェイがパイプ椅子で棚橋を襲います。

 

避ける棚橋

 

空振るジェイにKUSHIDAのスワンダイブのドロップキック

 

外道へのマサヒロタナカ

 

場外のジェイにプランチャー

 

棚橋勝利のお膳立てに成功したKUSHIDAのこのプレーが、この日のクライマックス。

越境タッグで一度も勝てなかった相手に見事完勝でした。

 

リングの上で向かい合う2人。

一体どんな言葉を交わしているのでしょう。

KUSHIDAが腰をベルトを巻くポーズをしました。

 

もしかしたら、明日IWGPヘビーのベルトを掛けろと言っているのではないでしょうか。

いや、辞めましょう。

もし、明日のスペシャルシングルマッチがタイトルマッチに代わってしまったら、KUSHIDAは空気を読んでチャンピオンからギブアップを奪うことに、躊躇してしまうかもしれません。

ジュニアとしてIWGPヘビー級王者に挑戦するのは、世界の隅々までプロレスを堪能して戻ってきてからでも遅くないでしょう。

 

バックステージで、明日の試合に懸ける意気込みを聞くことができました。

『プロレスラーの定義は、人それぞれあると思いますけど、個人的な見解は、プロレスに人生かけている人が、プロレスラーっていうんだと思う。

ラスト1試合になりました。

最後、喜怒哀楽全部、詰め込んで……

8年間、体に残るダメージもありますし、それ以上に思い出、自分が強くなってきたという、体に残る何よりの手応え、こういうのもありますんで、それを最後、明日以降、お守りにして戦っていきたいと思います。

(中略)

ここから8年間、次に棚橋さんの歳になるまで、どういうプロレスラーでいたいか、プロレスラーがプロレスラーであるために、KUSHIDAがプロレスラーとして命を授かったからには、プロレスラーとしての命を、全て使い切りたい。

そう思ってます。

明日はすべて出し切ります

引用:新日本プロレス

 

新日本最後となるシングルマッチで、棚橋弘至戦にすべてを出し切ることを誓ったKUSHIDA。

そのKUSHIDAを、棚橋はどう受け止めるのか。

『型にハマったことが嫌いなんでね。

爽やかに、送り出す? 

そんな気持ちサラサラないと思うよ。

だから明日は……ぶっ潰します!

引用:新日本プロレス

 

今夜は最初で最後のシングルマッチ…

 

棚橋弘至

vs

KUSHIDA

 

そして、念願のIWGPヘビー級チャンピオンと闘える日なんですね。

8年間の苦労が、やっと報われる日になるのかもしれません。

 

じっくりロックアップを堪能し、棚橋弘至とのシングルマッチを楽しむ事でしょう。

ジュニアがヘビーを凌駕する…

もうこれ以上言葉になりません。

 

【お知らせ】

本日の1・29後楽園ホール大会も、運良くチケットを購入することができました。

昨日よりもっと良い写真を撮ってきたいと思います。

もっと観戦写真を見たい方は、こちらからご覧ください。