本当はG1クライマックスでの選手の激闘について書く予定でしたが、今日は敢えて試合とは関係ないことについて書こうと思います。
その事件は、G1公式戦のバッドラック・ファレ対YOSHI-HASHIの試合最中に起きました。
毎度お馴染みとなっているタマ・トンガの介入。
レフリーがいるにも関わらず椅子でYOSHI-HASHIを攻撃し、ファレの反則負け。
ここから事件が起きます
観客席からの野次に気付いたタマが、フェンスを飛び越え野次を飛ばした客に詰め寄ります。
そして、なんとその野次を飛ばした客の首に手をかけました。
勿論、手加減はしていたでしょうが、ワールド(新日本のオンデマンド配信)でその模様が全世界に配信されてしまいます。
遅れてヤングライオンが止めに入るも、怒りが収まらないタマがパイプイスで八つ当たり。
これが今回の『野次おじさん事件』で起きた事実です。
この事件に登場する重要人物は2人。
①タマ・トンガ
G1という公式戦に介入するという行為は、あってはならないことだと思います。
勿論、この行為に対してのブーイングは必要でしょう。
但し、この件に関して会社から何も処罰がないのなら、このタマの行動もプロレスの一部と黙認されたということ。
レフリーのいない時に行えば反則じゃないし、レフリーがいる時であれば反則負けになる。
それ以上でもそれ以下でも、ないということ。
②野次おじさん
今回の大阪大会2daysを通して、必要以上の野次を大声で飛ばし続けた観客。
SNSのタイムライン、現地で観戦したフォロワーさん、大阪で観戦していた知人の証言を元に判断した結論は…
モラルのない迷惑な客
たった1人の言動で、多くのお客様が不快な思いをするということは、すなわちこれは迷惑行為と断言できます。
この事件の重要人物が分かったところで、今度はこの問題の賛否について個人的な見解を述べようと思います。
あくまで個人的な意見なので、決して正解とは限りません。
まずは、タマ・トンガ。
一般人に手を出す行為は、最早プロレスではありません。
あの行為がどう捉えられるかは分かりませんが、この行為に処罰を与えるとしたら、それは新日本の仕事です。
新日本がメジャースポーツじゃないから一大事にならないかもしれませんが、これがプロ野球やJリーグなら大問題に発展します。
今後、同じ事件が起きないように選手に対しての指導が必要だと思います。
次に、野次を飛ばしたおじさんについて。
知人曰く、大阪では有名な野次おじさんだそうです。
もしこれがメジャースポーツなら、出禁になるかもしれません。
また、レスラーからの接触があったとしたら謝罪が必要です。
では、どうするべきか。
丁寧に謝罪し、丁寧に出禁にする
これが私が出した結論です。
つい最近、他団体の有名なレスラーがこんなツイートをしていました。
観客のマナーについて。
プロレスラーはキリストではありません。
身体は鍛えて『超人』ですが、心は『人間』です。
やり返す場合もあります。やられて嫌なら最初からやるなよ。
デリケートな世の中、FUCK!!
綺麗事、糞喰らえ!!— 葛西 純 (@crazymonkey0901) July 30, 2018
新日本が花道に駆け寄るファン、立って観戦するファンに対し注意できないのは、他のファン同様に大切なお客様だと思っているからです。
あくまでルールを違反するファンではなく、ルールが分からないファンという認識なのでしょう。
では、必要以上に野次を飛ばすおじさんは、どちらに分類されるのか?
答えは、どちらにも分類されません。
その理由は、個人だから。
1人の不愉快なファンより、大勢の新日本ファンが重要なのは当然なこと。
だから、何事もなかったように、静かに、丁寧に、そしてスマートに出禁にするべきです。
この『トペブロ』はプロレス初心者にも分かりやすくプロレスの魅力を伝えることを信条としていますが、私自身聖人君子ではありません。
少なからず人として黒い部分もあるでしょう。
だから、今回は敢えて言います。
“必要ないものは排除すべきです”