オカダを倒したタマ・トンガがBC新リーダー宣言

タマ・トンガ【引用:koba】
真夏の祭典『 G1 CLIMAX 』




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のG1クライマックス山形大会は、最も衝撃的な事件があった一夜と言っても過言ではないでしょう。

今まで一度もオカダカズチカ勝ったことのないタマ・トンガが、Bブロック負けなしのレインメーカーから初勝利を奪いました。

 

これでオカダは開幕からの連勝がストップ。

この敗戦でオカダの勝ち点は14止まり。

開幕8連勝のジェフ・コブにリードを許し、オカダが優勝決定戦に進むためにはリード最終戦での勝利が絶対条件となりました。

 

2010年5月に新日本プロレスのリングに初登場したタマ・トンガ。

3年後の5月に結成されたバレットクラブの創設メンバーであり、リーダーが変わってもバレットクラブ一筋でユニットを支えてきました。

苦節11年目での対オカダ初勝利に、当の本人もファンも歓喜の一夜となったことでしょう。

タマの相性である“タマちゃん”がTwitterでトレンド入りする程の大反響でした。

 

実はG1前のインタビューでも、意識する相手にオカダの名前を挙げていたタマ。

オカダ越え予告は有言実行となりました。

『今さらG1について説明する必要あるか?プロレス界で最も名誉あるリーグ戦だ。まあ今年は世界中がこんな状況だから普段とは少し違うが、俺は今年も全てを懸けて挑む。最後に俺がG1に出場した年は…少しばかり出過ぎたマネをしてしまったが、今年はもう同じミスはしない。G1に対する無礼行為だと批判も受けた…確かにそうだった。でも俺はこの3年で大きく変わった。色々学んで前よりもっと大人になった。意識する相手はオカダだ。なんでかって?オカダは今でも団体の顔で、越えなければいけない壁だ

オマエは誰を応援するんだ?』

引用:『G1 CLIMAX 31』全出場選手オンラインインタビュー!

 

結果だけ見れば大金星ですが、試合内容でもオカダを凌駕。

最も印象的なシーンは、オカダのレインメーカーをかつてのバレットクラブのリーダーの技であるブラッディ・サンデーで切り返した場面でしょう。

 

この後カウンターのガンスタンを炸裂させると、最後は新技DSD(ダブルアーム式パイルドライバー)で勝負あり。

優勝決定戦進出争いからは脱落していますが、今G1で最も印象に残る大勝利でした。

 

大きな一勝で発言権も増したタマ・トンガですが、不穏な気配が漂うバレットクラブで新リーダーに名乗りを挙げています。

 

“それでお前たちは誰の側につくんだ?”

 

『お前たち』とは、恐らく他のバレットクラブのメンバーのことでしょう。

メンバーに対し『誰の側につかんだ』と問いかけたタマ。

ユニット中チームであるハウス・オブ・トーチャーを立ち上げたEVILなのか、リーダーを主張するジェイ・ホワイトなのか、それともオリジナルメンバーの自分なのか…

 

古株であるタマには、多くの仲間が側につく可能性があります。

三者三様で主張し始めたバレットクラブのリーダー争いですが、今後どんな展開に発展するのか。

タマのTwitterのプロフィール欄には、いつしか“The Foreign Ace”(外国人エース)というフレーズが追加されています。

タマの発言を目にしただろうEVILとジェイの今後の発言、そしてバレットクラブの他のメンバーの言動にも注目です。