“まさにこのタイミング”
このまさにとは、どのタイミングのことなのか?
これは、内藤哲也が9・23神戸大会後に語った言葉です。
『失敗するか、成功するかはわからない。
でも、何かを変えたいのであれば、リスクを恐れずに、一歩踏み出すことが、俺は大事だと思うから。
我々、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンにとって、まさにこのタイミングでしょ?
自信を持って一歩踏み出してみますよ。
まぁ、あとは勝手に想像してくださいよ』
引用:新日本プロレス
失敗するか、成功するかわからない
リスクを恐れず
自信を持って一歩踏み出してみますよ
これってどういうことなのでしょうか?
活字では何のことか分からず、バックステージの動画を見て“はっと”気が付きました。
Replay #njpw #njdest (Sep 23rd, 2018) post-match videos on #NJPWWorld!! Watch now▶︎https://t.co/xwYqJDYewA
9.23 DESTRUCTION in KOBE のバックステージ(字幕付き)を公開中!! 視聴無料▷https://t.co/xwYqJDYewA pic.twitter.com/QTeduXOUHE
— njpwworld (@njpwworld) September 24, 2018
これって内藤哲也が今まで意図的にやらなかったことを、あえてやってみるということではないでしょうか?
では、内藤がロスインゴを立ち上げ後やってないことって何でしょう?
他ユニットの選手の勧誘…
ロスインゴメンバーの追放…
ベルトへの挑戦表明…
(権利がない状態での挑戦表明はなし)
どれも当てはまる気もしますが、まさにこのタイミングなのかは分かりません。
ちょっと待って下さい…
内藤がロスインゴ立ち上げ後獲得したベルトって、IWGPヘビーを1回、インターコンチを2回。
それぞれ王者陥落後は潔く負けを認めて、リターンマッチは組まれてません。
元王者はリマッチを要求する権利があったはず。
つまり…
失ったベルトへ挑戦表明する
まさにこのタイミングとは、リマッチする相手が“ここにしかいない”ということなのではないでしょうか?
ここってどこかと言ったら…
アメリカ
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— NJPW Global (@njpwglobal) September 26, 2018
9・30ロサンゼルス大会は目と鼻の先です。
アメリカで意思表明したら、声が届くかもしれないチャンピオンって1人いますよね。
そう…
クリス・ジェリコ
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— Chris Jericho (@IAmJericho) September 2, 2018
先日のブログで、ジェリコがオカダ急襲する可能性について述べました。
自分の予想を覆すことになりますが、ジェリコの行動力より内藤の行動力が上回る気がしてなりません。
必要ないと行ったベルトへ挑戦表明する勇気
前言を撤回することへのリスク
何かを変えるために必要になったベルト
内藤の言う“一歩踏み出す勇気”とは、自らベルトへ挑戦表明することなのかもしれません。
今までは自分が発信しなくても、相手から挑戦を求められました。
2016年にマイケル・エルガンからインターコンチを奪取したときも、エルガンから指名されています。
今年4月に鈴木みのると闘った時も、内藤からタイトルマッチをやりたいとは一言もいっていません。
自ら望んでないカードが組まれ、オクパードだと思った時もあったでしょう。
しかし、最近はどうでしょう。
今年2回目のみのるとのシングルマッチが組まれ、しかもノンタイトル戦。
テーマが見えない試合に、モヤモヤされたファンも多かったはずです。
果たして、このままでファンを喜ばせることができるのか?
そんな疑問が、内藤の心に芽生えたのではないでしょうか。
話題の中心は常に内藤哲也、そしてロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンだったはずなのに、いつのまにか発信が後手に回ってしまっている現状。
常に先頭を走っていたはずなのに、リアクションの発信で自由であるはずのロスインゴが、不自由になっていたのではないでしょうか?
誰もが興奮するような試合を行う、ファンが期待するような相手を指名する。
やっぱりそうするには、ベルトがないとできないんです。
内藤が自由を手に入れるため、ロスインゴが本来の制御不能を体現するには、自分達が最初にアクションしなければいけないということ。
前言を撤回してでも、内藤にはインターコンチのベルトが必要なんです。
【お知らせ】「週プロ早版」明日発売号更新~表紙はインターコンチV4の内藤哲也。石川修司がチャンピオン・カーニバル初優勝、竹下幸之介vs遠藤哲哉のKO-D戦は60分フルタイムドロー 定価530円 https://t.co/rDtxt2NbBC #週プロ #週プロモバイル pic.twitter.com/S75n2e8rRZ
— 週刊プロレス (@shupromobile) May 1, 2017
EVILが標的をザック・セイバーJr.に変えたのも、内藤の思いを汲み取ったのかもしれません。
勿論、EVILだって黙って譲った訳じゃないでしょう。
“我々、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンにとって”って発言しているということは、内藤のベルト挑戦表明以外に一歩踏み出す勇気があるんだと思います。
それがEVILなのかSANADAなのか、それとも新メンバー加入なのか…
その答えは勿論…