一昨日の別府でのビッグマッチは、タイトルマッチが1つだけながらまずまずの動員だったのではないでしょうか。
【別府大会終了】本日も沢山のお客様にご観戦いただき誠にありがとうございました。明日9月18日(火)は、グランメッセ熊本にて19:00試合開始です。皆様のご来場をお待ち申し上げております。 #njdest #njpw pic.twitter.com/AWznx1Xtaz
— 新日本プロレスリング株式会社営業部 (@njpw_nyao) September 17, 2018
仮に満員札止めを狙うなら、両国や大阪城ホール並みの大会にしないと難しいと思います。
それだけ大きな会場ということです。
そんな別府大会ですが、SNSのタイムラインでは賛否の声、そしてモヤモヤしているとの声が見受けられました。
人それぞれ捉え方は違うでしょうが、何がモヤモヤだったのか箇条書きで並べてみました。
・6人タッグマッチでザックに不覚を取ったEVILが、メイン後の大合唱に現れなかった
・YOSHI-HASHIがオカダに怒り心頭
・タイチが乱入ありの反則攻撃で、後藤からNEVERのベルト奪取
・内藤 vs みのるの試合がサプライズなく終わり、前回の熊本大会の一戦と内容が被った
YOSHI-HASHIとオカダの一件は、昨日のブログの通りです。
残るは3つ。
EVILの件について
これは前日の鈴木みのるのコメントも、大きく作用しています。
『オイ、内藤よ、自分な、人を味方につけたと思ってるだろ? なに言ってんだ。
お前のその横にいるヤツ、本当にお前の仲間か?
フフフフ。楽しみにな』
引用:新日本プロレス
このコメントを聞いた方は、色々な想像を浮かべたことでしょう。
私も何か起きるのではと、少なからず期待していました。
そんな中、EVILがザックの丸め込みから3カウントを奪われ、まさかの敗戦。
EVIL「…………オイ、ザックよ。おもしれぇじゃねぇか。この落とし前は、この落とし前は、この落とし前は! この俺自身が必ずつけさせてもらう。シングルマッチ用意しろよ、シングルマッチ。そのときは、スペシャルに、ダークネスに葬り去ってやるからな」https://t.co/bDQzLqcMO7
#njdest pic.twitter.com/lpWvGz2BHU— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) September 18, 2018
そして、追い討ちをかけるようにEVIL不在での大合唱。
ユニット再編の噂(あくまで噂)も飛び交い、EVILの今後に一抹の不安を感じた方も多かったのではないでしょうか。
しかし、この件に関して私は何も問題がないと思っています。
そもそも近年人気の高かった選手が退団した例は、中邑真輔とヨシタツしかいません。
前者はまだ見ぬ自己表現できる相手を求めて旅立ち、後者は大怪我から復帰も結果が出せず再起を懸け一大決心を決めました。(個人的な考察です)
EVILは自分が満足するまですべての選手と闘ったでしょうか
また結果がでず不遇の時を過ごしているでしょうか
G1でも打倒4強を公言し、ドミニオンではジェリコの報復から内藤を守り、高橋ヒロムのBOSJ初優勝に感極まった男です。
EVILが新日本を退団する?
愚問でしょう。
内藤哲也 vs 鈴木みのるの一戦について
この試合一番のモヤモヤの理由は、内藤とみのるが闘う意義だったのではないでしょうか。
このブログでも違う展開を予想していました。
一騎討ちまで待ったなし!!決して交わらない内藤と鈴木が最後の大舌戦を展開!!
※9.16『Road to DESTRUCTION』下関大会を新日本プロレスのスマホサイトで独占詳報中!https://t.co/vAHTcjuplO#njpw #njdest pic.twitter.com/hxgFc1D8WN— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) September 16, 2018
ベルトもなく、テーマも見えなく、何かを懸けるわけでもなく…
逆に言えば何もなくても魅せれる試合が、あのスペシャルシングルマッチだったのではないでしょうか?
鈴木みのるが新日本に再来襲してから今日まで、様々なユニットの様々なレスラーとシングルマッチを繰り広げています。
皆さんはどの試合に、鈴木みのるの強さ・凄さ・怖さを感じたでしょうか?
私にとって最恐の試合はこちらです。
1・27北海道大会 IWGPインターコンチネンタル選手権の棚橋弘至戦
3・6旗揚げ記念日大会 IWGPインターコンチネンタル選手権の真壁刀義戦
4・29熊本大会 IWGPインターコンチネンタル選手権の内藤哲也戦
7・14G1クライマックス グループリーグの棚橋弘至戦
これらの試合においては勝敗は結果論に過ぎず、終始相手を蹂躙し、完膚なきまでに痛めつけていました。
年齢を言い訳にしないための相手を圧倒するスタイル
見るものに緊張感を与える関節地獄
長年の経験から磨き上げられた鉈のような打撃
では、別府大会の一戦はどうだったのか。
最恐の鈴木みのるを堪能できたと思ったのは私だけでしょうか?
そんなみのる相手に最悪の劣勢状態でも、諦めず、逃げず、耐え抜いて勝利を掴んだ内藤の試合は、否定するに値する内容だったのでしょうか?
では、あの試合が後楽園ホールで行われるメインイベントでも良かったのか?
いや、ベルトや目に見えるテーマなどなくても特別な一戦だったと思います。
結果、私はこの試合に満足し、ビックマッチのメインイベントに相応しい試合だと体感することができました。
後藤のタイチのNEVER戦の賛否
この一戦についての考察は長くなりそうなので、また次回にしようと思います。
もしかしたら、この試合が一番賛否分かれた試合だったのかもしれません。
次回の考察まで今しばらくお待ちください…