外道がオカダカズチカに勝つ為の仕込んだ策略?外道がオカダに伝えたかったこと

“独り言考察”




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年内最後の興行となる後楽園大会2連戦、『Road to TOKYO DOME』

予定通りチケットも確保し、現地で観戦してきました。

 

この日はヤングライオンの海野翔太と、ロスインゴ6人目のパレハこと鷹木信悟のシングルマッチ。

クリス・ジェリコのInstagramで日本にいることを呟いたことによる、乱入の噂。

『WORLD TAG LEAGUE』(以下WTL)では実現しなかった、棚橋弘至ケニー・オメガの前哨戦。

話題が豊富にあった後楽園大会でしたが、もっともファンが期待したカードはこれでしょう。

 

オカダカズチカ vs 外道

 

元々同じCHAOSの仲間としてオカダのマネージャーとしてセコンドに付き続けた外道が、まさかの裏切りでジェイ・ホワイトに加担しました。

WTLでは7度に渡り前哨戦が行われましたが、結果オカダの7連敗。

棚橋との夢のタッグは、1勝もできずに終わってしまいました。

 

東京ドーム大会に向け不安が残るだろうオカダに組まれたカードは、裏切り者の外道とのシングルマッチ。

普通に闘えばオカダの圧勝で一瞬で終わるでしょう。

しかし、そこは外道もわきまえています。

 

では、どんな行動を取ったのか?

それは…

仮病

 

外道『じつは今朝……、交通事故に遭いまして。

とても試合のできる状態ではありません。

というわけで、今日の試合はキャンセルです。この試合を! 楽しみにしてくださったみなさんには、たいへん申し訳ありません……。

また体調が万全なときに!やりたいと思います。

というわけで、さよなら』

引用:新日本プロレス

 

誰もが分かる嘘に会場はブーイングと失笑に包まれました。

そんな観客の反応に逆ギレする外道ですが、気付けばオカダの入場曲に変わり、ガウンを羽織ったオカダの入場です。

 

外道が焦る間に戦闘準備が完了したオカダは、冷静な一言を口にします。

『外道さん。さっさと試合やりますよ』

引用:新日本プロレス

 

それでも怪我をアピールする外道に、松葉杖を蹴飛ばし、攻撃するふりを見せ、仮病を暴きます。

 

これで後が無くなったかのように見えた外道が、本領を発揮したのはこれからです。

腕のギブスからスプレーを取り出し、オカダとレフリーの顔に吹き付けます。

 

審判が動けない間に、隠していたメリケンサックを取り出し、左頬を強打。

ここからは外道のワンマンショーでした。

場外で鉄柵にハンマースロー、パイプ椅子で攻撃、鉄柵を利用したDDT。

リング内に戻ってからも、クッションのないコーナーへハンマースローで、オカダに主導権を握らせません。

 

ようやく反撃の糸口を掴んだオカダでしたが、今度は邪道が現れます。

 

その邪道がレフリーの注意を引き付けている間に、オカダへの急所攻撃で逆転しました。

外道クラッチはカウント2・9で回避したものの、またもや外道がメリケンサックを持ち出します。

これはレフリーに気付かれましたが、その間に邪道が竹刀でオカダを襲いました。

間一髪かわしたオカダは、リバースネックブリーカードロップでカウントを狙いますが、レフリーは倒れてカウントできません。

 

そこへまさかの…

ジェイ・ホワイトが乱入!

 

年内最後の興行への試合はなく、来ることはないだろうと予想していました。

 

ジェイがピンチの外道を救い、オカダを急襲します。

このままジェイの餌食になるだろうと思った瞬間、今度はロッキーがオカダを助けるために英語解説席から華麗に飛び出します。

しかし、喜びも束の間、ジェイのブレードランナーで玉砕。

 

止めを狙うジェイがオカダにもブレードランナーの構えをみせますが、切り返したオカダがドロップ2発でジェイを粉砕しました。

 

邪魔者がいなくなったオカダは、渾身のレインメーカーで外道に引導を渡します。

初めてのレインメーカーをくらった外道は、返す力もなくこの遺恨マッチに終止符が打たれました。

 

外道から3カウントを奪った後もジェイを挑発しますが、結局返り討ちに遭ってしまいます。

この日試合のなかったジェイが、明日の試合の予告をしました。

『ゲドー、今日はお疲れ様でした。明日は休んでくれていい。

あなたの分まで自分がリングに上がって闘うよ。

そして、「WRESTLE KINGDOM」前、最後の1試合でもう一度オカダを倒してやるんだ』

引用:新日本プロレス

 

この言葉通りなら、明日は外道の代わりにジェイが試合に出場します。

オカダにとっては願ったり叶ったりかもしれません。

 

同じ仲間だった外道に対し、平然と闘ったオカダ。

試合後、口を開かなかった外道ですが、試合を通して“あるメッセージ”を伝えたかったのではないでしょうか。

それは…

勝つためにがむしゃらになれ

 

今のオカダは、がむしゃらになってジェイに挑んでいます。

この試合で外道は、どんな手を使っても勝つことに拘りました。

姑息な反則攻撃を行い、ピンチになれば外道を呼び、切り札には試合のないジェイまで用意する…

 

すべてはオカダに勝つため

 

前哨戦のオカダは、“試合に勝つため”が抜けている気がするのです。

 

本日最後の前哨戦に、外道の代わりにジェイは試合が組まれるのか。

そしてオカダは、最後の最後にジェイに勝つことができるのか…

 

今夜こそ勝つためにがむしゃらになるオカダが見たい。

いや、見せてくれるでしょう。

 

【お知らせ】

オカダカズチカ vs 外道の写真以外にも、昨日の後楽園の試合を順次アップしています。

もっと観戦写真が見たい方は、私のTwitterアカウント @tope_tokyo でご覧下さい。

年内最後の観戦なので、気合を入れて撮影してきました。