石森太二の怪我は嘘だったのか?ベルト挑戦が唐突じゃない理由

“独り言考察”




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東京ドーム第2カードが発表され、私がもっとも期待するカードが決定しました。

 

IWGPジュニアヘビー級選手権

KUSHIDA vs 石森太二

 

そもそものキッカケは、11・3POWER STRUGGLE大阪大会で石森がKUSHIDAを急襲したこと。

 

スーパージュニアタッグのリーグ戦で怪我をした石森は、残りの試合を欠場し大阪大会も松葉杖でセカンドに付きました。

しかし、通常怪我をした選手がセカンドに付くことはありません。

場外乱闘が多々あるプロレスにおいて、巻き込まれる可能性はゼロとは限らないから。

松葉杖を付いてまで石森が登場したときは、何かが起こるだろうと思いましたが…

 

松葉杖でKUSHIDAを殴打するとは

 

この瞬間、多くの方が疑問を持ったのではないでしょうか。

 

石森は本当に怪我をしていたのか

 

2夜開け記者会見でKUSHIDAが『若干人間不信に陥っている』と言った通り、石森は怪我をしたフリをして試合を欠場したと思ったことでしょう。

本当に怪我をしているかどうかは本人しか分かりませんが、私は怪我をしたと思っています。

 

痛めたのは、10・31長野大会で行われたリーグ戦。

石森が場外へノータッチトルニージョを繰り出した瞬間です。

※横回転のトペ

通常なら技を受ける選手は“当たった次の瞬間”倒れますが、この時は“当たるのと同時”に倒れてしまいます。

※コンマ1秒の世界の差

これによりトルニージョの回転の勢いを殺せず、そのまま左足を相手選手と場外の床に挟んでしまいました。

挟まった足に相手選手の全体重がのしかかり、通常曲がらない方向に曲がってしまったんだと推測しています。

 

つまり…

怪我が治るか分からない状態で挑戦表明をしたということ

 

怪我の重度は関係者しか分からないでしょう。

会見では『全然大丈夫です』と言った石森。

『怪我なんてしてない』ではなく、怪我をしている前提で『大丈夫』なんです。

その怪我は軽度かもしれないし、タイトルマッチまでに間に合うぐらいなのかもしれないし、治らないけどテーピングすればなんとか試合ができる状態なのかもしれません。

 

 

今回決まった石森の挑戦に、唐突と思われる方もいることでしょう。

しかし、半年前ベストオブザスーパージュニア(以下BOSJ)で準優勝したのは誰だったでしょうか。

 

ニュージャパンカップを準優勝した棚橋弘至は、IWGPの至宝をかけオカダカズチカと闘いました。

スーパージュニアタッグリーグの優勝決定戦で敗北したBUSHI&鷹木組は、東京ドームでのタイトルマッチが決定しています。

 

BOSJで結果を出し、ジュニアタッグリーグでKUSHIDAからピンフォールを奪い、IWGPジュニアヘビー級決定トーナメントに選出されずも、虎視眈々と挑戦できる機会を待っていた男は誰でしょう。

 

そう…

石森太二です

 

半年待ってやっと手に入れられそうなチャンスを、片足の怪我ぐらいで逃すわけにはいかないんです。

 

BUSHIが負け、マーティー・スカルも負け、ウィル・オスプレイは負傷欠場中。

ジュニアタッグのタイトルマッチの有無にかかわらず、KUSHIDAの次の挑戦者は石森太二しかいないと思っています。

もし、今回怪我で欠場したら次はいつ挑戦できるのか…

KUSHIDAへの暴行は、退路を断つための覚悟に感じました。

 

 

東京ドームで拳を合わせる両雄が、ヘビーの試合を凌駕してしまうんじゃないかという期待と不安…

そんな心配をしてしまうほど、唯一無二のタイトルマッチになることでしょう。