内藤哲也がタイチの“一歩踏み出す勇気”に固執する理由

“独り言考察”




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2・9『Road to THE NEW BEGINNING』エディオンアリーナ大阪(第二競技場)で内藤がタイチに送った言葉ですが、恐らくこれが最期のメッセージとなるでしょう。

『タイチ選手は、気づいてるのかな? 気づいてないのかな? 

俺の言葉きっと、響いてるはずなんだけどなあ……。

なぜ、彼は自分の口で、なにも語らないのか。俺に言ってほしいの? 

“一歩踏み出せ”とは一体なんのことか、俺に言ってほしいの? 

でもさ、それじゃ意味がないんだよ。あなたの口で、その言葉を発してこそ、意味があるんじゃないの?』

引用:新日本プロレス

 

タイチに一歩踏み出すことのアドバイス。

このブログでも何度か取り上げましたが、根本部分を少し間違っていたのかもしれません。

 

例えば鈴木みのるを裏切ること、例えば新しいユニットを立ち上げること…

内藤の言う一歩踏み出す勇気とは、何かアクションを起こす必要性だけを言っているのではありません。

 

今年に入ってELITEのcody、ヤングバックス、ハングマン・ペイジが抜け、ケニー・オメガもAEWと契約し長期離脱を余儀なくされました。

ジュニアの象徴だったKUSHIDAは退団し、将来を嘱望されていた北村克哉ももういません。

ベストフレンズの2人もAEWと契約しました。

過去最高とも言える大量離脱の危機は、ピンチなのかチャンスなのか…

 

かつて中邑真輔、AJスタイルズらが離脱した時、虎視眈々と新日本の中心に躍り出る準備をしていた内藤哲也。

2015年の10月に行われた棚橋弘至とのIWGPヘビー級王者挑戦権利証争奪戦で敗戦した内藤は、この一戦の勝敗より大事なことを述べました。

『まぁ今日は、挑戦権利証なんて俺はどうでもいいんだよ。

俺にとって一番大事なのは、パレハを皆様にお披露目することだから。

ちゃんと、連れてきたでしょ? パレハ』

引用:新日本プロレス

 

この試合で初お披露目となった、最初のパレハ“EVIL”。

今挑戦権利証を得ることより、お客様に今後起きるだろう内藤旋風を期待させることの重要性を説いたんだと思います。

この時点でロスインゴ旋風のストーリーを思い描いていたに、違いありません。

 

内藤はタイチに期待しているんだと思います。

かつての自分のように、タイチ旋風を起こす為のアクションを。

単発ではなく新日本の中心になる為の最初の一手を投じるなら、今夜の大阪大会がベストタイミングだと思っているのでしょう。

 

今日の大阪大会が終われば、CHAOSの後藤洋央紀、石井智宏、ウィル・オスプレイ が新日リングに帰ってきます。

退団選手の代わりに新しい選手も加わるかもしれません。

今夜アクションを起こさなければ、新日本の新しい時代に埋もれてしまう可能性だってあるでしょう。

 

内藤哲也はタイチに対等以上なライバルになって新日本を盛り上げて貰うため、自分のメッセージを気づいて欲しいんだと思います。

 

これがタイチの答えか分かりませんが、SNSで意味深な発言をしました。

 

“裏切られるよりも  裏切った方がいい”

 

この言葉はタイチ本人に対しての言葉なのか、タイチと手を組むだろうパレハのことなのか、全ては今夜はっきりするのかもしれません。

 

【お知らせ①】

ただ今、来年のレッスルキングダム14東京ドーム2連戦に向けてのアンケートを行っています。

両日とも行く予定か、行かない予定か、まだ決めかねているか。

沢山の投票をお待ちしています。

 

【お知らせ②】

本日の『THE NEW BEGINNING in OSAKA』に私も観戦しに行ってきます。

初めての大阪観戦、初めてのビッグマッチ観戦にすでに緊張しています。

席からリングまでどの位の距離か分かりませんが、相棒のカメラも用意しているので試合後Twitterにて写真をアップする予定です。

ご覧になりたい方は、上記Twitterアカウントをフォローして下さい。

 

大阪で何が起きるのか…

皆さんも一緒に新しい時代が幕を開けるかもしれない瞬間の、目撃者になりましょう。