尼崎で行われたNEW JAPAN CUP(以下NJC)1回戦、飯伏幸太は内藤哲也との激闘を制し喜びを爆発させました。
『一回戦突破しました。
内藤さん、ありがとうございます。
そして、2019年から新日本プロレスで新しい飯伏幸太を見せたいと思います。
このまま、優勝するぞぉ!』
引用:新日本プロレス
最重要の“本命対決”は飯伏が内藤を粉砕!!
ザックはEVILにリベンジ!! 田口は天山を撃破!!【3.10尼崎結果】
新日本プロレス・スマホサイトで独占速報中!https://t.co/8GV6RltixI #njpw #njcup pic.twitter.com/LH48DWI3e5— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) March 10, 2019
どちらが勝っても不思議じゃないシーソーゲームを制したのは、飯伏のタイガードライバー’91からのカミゴエでした。
このタイガードライバーが新技かどうか分かりませんが、相手が信頼できる内藤だから繰り出せた技でしょう。
出しきった…いつもいつも内藤戦だけはこうなる。
毎回大ダメージと共に深さを感じる。色々言いたいけど、100%までもっていけた。だから今回は勝てたかもしれない。全力を尽くしました。ただ危ないとか色々何千回もやって来た事実があるし、内藤哲也をナメるな!といいたいです。ありがとう。
— 飯伏 幸太 (@ibushi_kota) March 10, 2019
リングの上で語った“新しい飯伏幸太”に期待したいと思います。
ところで、皆さんも気になっていると思いますが、私も凄く気になっています。
何がって、飯伏のバックステージのコメントです。
『新しい飯伏幸太っていうのは、まだ僕の表記がフリーですよね。
なんでフリーなんですか?
なんでフリーなんですか。
なぜ、なぜ…それだけです』
引用:新日本プロレス
これは記者に『リング上で「新しい飯伏幸太を……」と言われましたけど?』と質問された後のコメントです。
フリーであることを強調した飯伏幸太。
見た人にとって如何様にも聞こえるし、どういう意味なのか全く分からないという方もいるでしょう。
“なんでフリーなんですか”
ちょっと悪いことをしようと思っているニヒルな笑みは、画面越しにも伝わってきました。
明らかに何か企んでいます。
新しい飯伏幸太を見せるとは、今まで新日本でできなかったことを見せたいという決意の表れでしょう。
それは新日本の飯伏幸太としても、新日本という団体としてもです。
2月の大阪大会で、新日本に残留宣言した飯伏。
『今日はみんなに話したいことがあって、ここに来ました。首のこと、頭のこと、色々とご心配おかけしました。すいません。
でも、こうやってまたみんなの前で話すことができて、ホントに嬉しいです。
僕は新日本プロレスに……残ります!
そして、来月NEW JAPAN CUPで復帰します。僕はどこにも行きません。
ここで、新日本プロレスで全力を尽くしていきたいと思います。これからも応援よろしくお願いします』
引用:新日本プロレス
残ると宣言したのに、フリーであることを強調しています。
これはフリーであるからできることを見せたいという意味なのではないでしょうか。
では、フリーだからできることってなんでしょう?
それは…
他団体の選手と防衛戦をすること
内藤から勝利したことにより、今後インターコンチの防衛戦も見えてきました。
勿論、NJCを優勝してマディソン・スクエア・ガーデンでIWGPヘビー級選手権を行う可能性も残されています。
どこかのタイミングで、ベルトを戴冠できる自信があるのでしょう。
では、飯伏がチャンピオンになったらどうするか?
ふらっと他団体の大会に出向き、『◯◯さん、僕と試合しませんか』って言えるのではないでしょうか。
新日本の選手がIWGPの名の付くベルトを持って、国内の他の団体の選手を挑発しに出向いたら、前代未聞の騒ぎになるでしょう。
でも、飯伏がこれをやっても怒られない。
だって…
フリーだから
※飯伏幸太的思考
『◯◯選手と試合したかったんですよね』って、さらっと言いそうです。
実は、渋谷モディで行われたメイ社長のスペシャルトークショーで、こんな発言をしていました。
『選手には可能な限り自由にやってもらっています』
新日本所属の選手が可能な限り自由にプロレスができているということは、フリーである飯伏幸太は自由という名の翼でどこにでも飛んで行けるということかもしれません。
飯伏がフリーを強調した意味って、新日本所属選手じゃできないことをやるということなんだと思っています。
あくまで、私の憶測に過ぎませんが。
ただ、フリーだからできることが、新しい飯伏幸太を見せることに繋がるのではないでしょうか。
それが国内だけに限らず、いつか海外の団体という可能性もあるでしょう…