オカダカズチカと石井智宏がリングで健闘を称え合った本当の理由

“独り言考察”



アオーレ長岡大会のクライマックスは、ロマンティック過ぎる愛の告白でした。

 

『ひとつだけ、今、流行ってるやつやってもいいですか?

皆さん、携帯電話のライトをオンにしてください。

(スタッフに会場の証明を暗くするよう、ジェスチャーで指示)

ここだけの話をしてもいいですか?

“でも”とか、“やっぱり”とかもの凄く嫌いなんですけど…

でも! やっぱり! 日本で一番ここ長岡が好きです!

引用:新日本プロレス

 

まるで満天の星空の中愛を告げるようなシチュエーションに、会場にいた約半数のファンが失神しないか心配になりました。

それほどSANADAの愛の告白は、アオーレ長岡に訪れたファンを魅了したことでしょう。

 

NEW JAPAN CUP(以下NJC)準決勝2試合が終わり、メインイベントで棚橋弘至からスカルエンドをギブアップを奪ったのはロスインゴのSANADA。

初めての決勝進出で、本日行われる2日連続のメインイベンターも決定しました。

昨日会場に訪れたファンは、2夜連続の告白を聞きにリピーターとなることでしょう。

※3・24長岡NJC決勝は15:00から試合開始

 

実は、昨日の対戦カードが発表されたとき、その試合順に意外性を感じました

正直、私は…

オカダカズチカ vs 石井智宏がメインイベントだと思っていたから

 

これは、棚橋とSANADAの試合にケチを付けたい訳ではありません。

棚橋は今年の1・4レッスルキングダムでケニー・オメガを破り、IWGPヘビー級チャンピオンに輝いています。

2月の大阪大会で王者陥落となりましたが、NJC出場選手の中で直近までIWGPヘビー級王者だったレスラーです。

当然、メインイベンターに選ばれるべくして選ばれました。

 

その棚橋に勝利したSANADAも地元新潟での凱旋試合となり、メインイベンターは当然の結果だったと思います。

 

しかし、私同様オカダカズチカ石井智宏がメインイベントになると思っていたファンも多かったはずです。

NJCトーナメント左側のブロックはCHAOS所属レスラーが勝ち上がり、3回戦が行われた静岡大会CHAOS対決は今回のトーナメントのクライマックスの1つでした。

 

負けたYOSHI-HASHIは試合を通して、石井のメッセージを受け取ったと話しています。

NJC優勝の望みを断たれ涙したウィル・オスプレイ。

そのオスプレイを励ますオカダの姿に、まるで兄弟のような絆を感じました。

 

CHAOSトーナメントのクライマックスとなるオカダ対石井は、一発勝負のトーナメントに感動的なストーリーを築き上げました。

勿論、SANADAや棚橋の愛の告白を聞きたくなかった訳ではありません。

NJC優勝すればお互いマイクパフォーマンスできる可能性を残すだけに、CHAOS対決がメインを飾る可能性が高いと思っていました。

 

しかし、蓋を開ければCHAOS対決はセミファイナル。

 

当然、オカダも石井も悔しかったことでしょう。

試合前に言葉を交わしたかどうかは別にして、お互い全力以上の闘いを繰り広げる覚悟でリングに上がったはずです。

 

結果、想像を凌駕する激闘となりました。

 

1試合であれほどまでドロップキックを多用したオカダは、久しく見ていません。

石井がオカダのレインメーカーを一本背負いで切り返すなど、想像もできませんでした。

その死闘に、多くのファンが心揺さぶられたことでしょう。

 

試合を制したオカダは横たわる石井に両膝を突き、感謝の気持ちを伝えました。

石井の身体を支え、握手を求めたオカダ。

もしかしたらプライドの高い石井は、差しのべた手を払いのけるのではないかと心配しました。

 

しかし、ガッチリ握手を交わしオカダの腕を上げ、勝者を称えた石井。

バックステージではオカダの優勝を願うコメントを出しました。

 

なぜ、2人は限界を超えた闘いができたのか?

なぜ、試合後両者はあれだけ称えあったのか?

 

すべては、メインイベントに抜擢されなかった悔しさを晴らすため

 

棚橋とSANADAがどんなに素晴らしい試合をしようとも、CHAOS対決のクライマックスの方がメインに相応しい試合だったと思わせたかったことでしょう。

いや、CHAOSこそが最強であり、最高であることを証明するため、オカダと石井の激闘は生まれたのだと思います。

 

結果的に、ベスト4の4人が日本人になったNJC。

そんな事に気付かないほど、今年のトーナメントは熱い闘いが繰り広げられました。

正直、準決勝の試合はどちらもメインイベントで見たかったです。

つまり、来年の長岡大会が3DAYSで行われることに期待したいと思います。

 

最後に…

『新日本プロレスは大丈夫だお。』