急速な感染拡大は無いものの、収束する気配はない新型コロナウイルス。
3月16日から「NEW JAPAN CUP」(以下NJC)開催予定となっていますが、本当に開催できるのか全く状況が読めません。
先日の記事で、3・16富山大会でNJCの1回戦8試合を行えば3・31「SAKURA GENESIS 2020」で決勝戦を行えるスケジュールを考えました。
苦肉の策で考えた代替え案ですが、予定している大会がひとつでも中止になれば、実現不可能となります。
NJCは翌シリーズにスライドさせるか、今年は中止するしかないかも知れません。
見通しが立たないプロレス業界ですが、週刊誌のFLASHがエンタメ業界の損失額を計算している記事を発見しました。
こちらの記事にはプロ野球のオープン戦無観客試合、サッカー日本代表の公式戦が中止になった場合、大相撲春場所、ラグビーの試合、これらのスポーツ部門の中に新日本プロレスの損失が計算されています。
プロ野球65億、星野源6億…「新型肺炎の経済損失」算出してみた| Smart FLASH[光文社週刊誌] https://t.co/8ExUxyxfaW#SmartFLASH #新型肺炎 #新型コロナウイルス #経済効果
— SmartFLASH (@info_smafla) March 4, 2020
この記事によると今現在中止した11大会の累計で、1億6500万円の損失と算出しています。
●新日本プロレス/1億6500万円
3月1日~14日の全11大会を中止
・根拠:1会場3000人、チケット1枚=5000円として計算引用:SmartFLASH
これだけでもかなりの額の損失ですが、この後に予定しているビッグマッチの中止は免れたいというのが本音ではないでしょうか。
そのビッグマッチとは…
3・31両国国技館大会
1万人の観客動員が可能な両国国技館ですが、座席の料金も他の大会より高めに設定されています。
席種 | 前売り | 当日 |
砂かぶり | 15,500 | 16,000 |
アリーナA(1桝4人掛け) | 10,500 | 11,000 |
アリーナB(1桝4人掛け) | 8,500 | 9,000 |
2F特別席 | 7,500 | 8,000 |
2F指定席 | 4,500 | 5,000 |
既に、砂かぶり席は完売。
この時期の両国大会は毎年完売率が高く、今年も開催されればかなりの集客が見込めるのではないでしょうか。
もし、1万人入る両国大会が中止になってしまったら、その損害はどのくらいの金額なのか?
各席の座席数は分かりませんが、単純に5種類の席の平均を取ると1席9300円になります。
平均値に設定した9300円に1万席を掛けると、両国が完売になった時のチケットの総売上は約9千万円。
この数字は週刊誌FLASHが計算した新日本の11大会の損失額の、約半分に匹敵する損失です。
※正確な平均のチケット代はそれぞれの座席数が分からないと算出できないので、参考程度に見てください
今後のイベント自粛解除がいつになるか分かりませんが、3・31の両国国技館大会は最も中止にしたくない大会なのではと考えられます。
しかし、興行が再開してもNJCが行われない場合、闇雲にタイトルマッチを組み立てるのは難しいでしょう。
内藤哲也の持つIWGPヘビーとIWGPインターコンチネンタルの二冠戦を行うにも、簡単に挑戦者を決めることはできない状況です。
もしかしたら、スペシャルシングルマッチが何試合か組まれる可能性もあります。
今、この状況を救えるタイトルマッチはもしかしたら、あのベルトとあの男しかいないのかもしれません。
それは…
鷹木信悟の持つNEVER無差別級のベルト
今日発売の #週刊プロレス
我流貫徹?
それならば我龍貫徹だろう…✨🐉✨#njpw#ProWrestling pic.twitter.com/QRDsJM9htw
— 鷹木 信悟(SHINGO TAKAGI) (@Takagi__Shingo) March 4, 2020
今週発売の週刊プロレスに掲載されている、鷹木信悟のロングインタビュー。
このインタビューで鷹木は、NEVERのベルトに入る【無差別】という言葉を利用し、場所も挑戦者も無差別に選べる融通の利くベルトと公言しています。
また、昨年のベスト・オブ・ザ・スーパージュニア決勝で敗北し今年のNJCで闘う予定だったウィル・オスプレイに対しては、このままでは終われないと熱く語りました。
他にも闘いたい相手に、棚橋弘至、飯伏幸太、ザック・セイバーJr.の名前を挙げています。
インタビュー全貌は今週号の週刊プロレスをご覧ください。
※画像に楽天ブックスのリンク貼っています
今年の3・31両国国技館大会は、シリーズ興行が行えず単発で開催される可能性が高まってきました。
ベルトの価値を急激に上げ続けていると鷹木とNEVERであれば、新型ウイルスの影響さえ吹き飛ばすような両国大会でのメインイベントを組めるのではないでしょうか。
鶴の一声ならぬ龍の一声で、スペシャルな対戦相手が決まるかもしれません。
同じくらいのタイミングで、新日本プロレス公式サイトで鷹木が今闘い相手を語っていました。
【一問一答の序盤を“無料公開”】
「新日本に来た当初にも言ったと思うけど、その気持ちはいまも変わってない。おたがいが全盛期のうちにやりたい」
鷹木選手が“いま一番対戦したい相手”とは?
☆全文は新日本プロレス・スマホサイトで更新中!https://t.co/iM9jf6rXfc#njpw #njpw鷹木信悟へ質問 pic.twitter.com/fLE5xeRZag
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) March 5, 2020
もしかしたら、両国で夢の対決が実現するかもしれません。