今週発売の週刊プロレスで、新日本プロレスのCEO兼代表取締役社長であるハロルド・ジョージ・メイ社長に緊急インタビューが敢行されました。
各プロレス団体が小規模の興行や無観客試合を行う中、新日本は3月以降一度も大会を開催していません。
それどころか、4月18日の平塚大会までの5大会の中止も発表しています。
止むを得ない… https://t.co/Os8FYJ9xqA
— 鷹木 信悟(SHINGO TAKAGI) (@Takagi__Shingo) March 31, 2020
止むを得ない決断でしょうが、今後もどうなるかは分かりません。
国内プロレス団体最大手の新日本プロレスでも、これだけ大会が開催できなければ存続すら危ぶまれることでしょう。
恐らく新型コロナウイルスの収束後に向け、様々な施策を考えているはずです。
今週号の週刊プロレスでも、今中止している大会を補填する為、秋に向けて“穴埋めできる何か”を計画していると答えていました。
メイ社長が語る、コロナ禍における対応。
SANADAが興行再開後に見すえるものとは?
『週刊プロレス』は4月1日(水)発売!
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— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) March 31, 2020
詳しくは、今週発売の週刊プロレスをご覧ください。
新日本の秋の大会と言えば東京オリンピック開催の影響で、9月からのG1クライマックス開催を発表しています。
※結果的に今年のオリンピックは来年に延期
秋のG1は夏からスライドさせただけなので、今中止している大会の穴埋めにはなりません。
ということは、秋のG1開催の前か後に穴埋めが見込めるある計画が立てられているんだと思います。
今現在発表になっている今秋のG1の予定は、ご覧の通りです。
▪︎9月19日(土)エディオンアリーナ大阪
▪︎9月20日(日)エディオンアリーナ大阪
▪︎9月27日(土)神戸ワールド記念ホール
▪︎10月10日(土)エディオンアリーナ大阪
▪︎10月16(金)両国国技館
▪︎10月17日(土)両国国技館
▪︎10月18日(日)両国国技館
開幕戦の9・19大阪大会から始まり、10・18両国大会で幕を閉じる予定のG1クライマックス。
例年通りなら直後に「Road to POWER STRUGGLE ~SUPER Jr. TAGLEAGUE〜」が始まり、11月頭にはビッグマッチである「POWER STRUGGLE」が控えています。
このままのスケジュールで進行するなら、前半戦はジュニアタッグリーグ中止に対戦カードが組まれ、後半戦からG1に出場したヘビー級の選手の試合が組まれることでしょう。
まだなんとも言えませんが、新日本が秋からの計画している事とはG1直後か、「POWER STRUGGLE」以降の11月を示しているのかもしれません。
では、その“秋からの計画”とは一旦なんなのか?
連日のビッグマッチマッチを開催するのか、新しいリーグ戦やトーナメントを開催するのか…
昨年ベースで考えると、11月中旬から12月1週目まで「WORLD TAG LEAGUE」17大会が組まれていました。
※アメリア大会は除く
もしかしたら、以前から噂のあったあの計画を実行するのかもしれません。
その計画とは…
2リーグ制の実施
2リーグ制とは新日本を2つのグループに分けて、違う地域で同時に興行を行う仕組みです。
この可能性については、過去親会社の木谷オーナーや新日本の菅林会長も言及していました。
しかし、まだ先の話であり時期早々だと思っています。
恐らく、2リーグ制には選手層の問題や興行を行う為の新たなスタッフが必要になってくるでしょう。
また、大都市以外でもより多くの集客を集められる地方都市の開拓も必要です。
しかし、状況が変わりました。
新型コロナウイルスの影響で、3月から中止した試合は合計24大会。
中には1万人の動員が可能な両国国技館大会があり、その損失は計りしれません。
今後さらに中止になる大会は増える可能性がありますが、24大会分の補填は可能な限り大会数を増やすしか補填ができません。
選手の負担を考えたら、2リーグ制がベストな選択なんだと思います。
ここでキーになるのが、需要と供給の問題です。
新日本が2リーグ制を行うには話題性のある選手の加入と、2つの場所で興行が行えるスタッフが必要でしょう。
今でも選手層が厚い新日本ですが、単純に二分してもファンにとってはあまり魅力的に映らないと思います。
つまり、新日本には新たな選手も新たなスタッフも需要があるということ。
昨日、WRESTLE-1(以下 W-1)が活動休止最後の興行を行い、多くの選手がフリーとなりました。
そして、 W-1を支えた多くのスタッフも職を失ったことになります。
つまり、供給できる選手とスタッフがいるということです。
色々ありました。
楽しい、辛い、悔しい、嬉しい事。
でも、今日は笑顔で終われました。
これから休止になりますが
笑顔でいればまた必ず。
応援して頂いた皆様ありがとうございました!#w_1 pic.twitter.com/W0y7t5fjOC— 稲葉大樹 (@DAIKI55ww) April 1, 2020
今、国内中どこを探しても運営費に余裕のある団体など存在しないでしょう。
どの団体も苦しい台所事情なんだと思います。
ピンチをチャンスに変える為には、リスクを持ってチャレンジするしかありません。
新たな選手とスタッフを補強し、11月から2リーグ制を実施する可能性があると思っています。
あくまで憶測ですが…