2・1後楽園ホール大会の乱入劇から始まった、ジェイ・ホワイトの対戦カード変更要求。
ディック東郷に代わりイリミネーションマッチに登場したジェイは、石井智宏、後藤洋央紀、YOSHI-HASHIをリングから排除し、1月6日以来の試合で勝利を手にしました。
そのジェイの口から出た言葉が、まさかのNEVER無差別級6人タッグ王座への挑戦表明とは思いもやらないサプライズです。
BULLET CLUBが残虐ファイトでTKO勝利!
石井を完全KOしたジェイが“NEVER6人タッグ王座”に挑戦表明!
【2.2後楽園結果】
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— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) February 2, 2021
ジェイ・ホワイトがNEVER6人タッグのベルトに初挑戦
退団騒動から、約1ヶ月間の充電期間を経てまさかの電撃襲撃。
その直後に対戦カード変更を要求し、NEVER6人タッグの現王者を倒してからのベルト挑戦表明とは、あまりの展開の速さに驚きを隠せません。
しかも、パートナーは現IWGPタッグ王者のG.o.Dの2人です。
最強のチャレンジャーと言っても過言ではないでしょう。
これまで大熱戦を繰り広げてきた現王者のCHAOSの3人ですが、タイトルマッチが決まれば今まで以上に厳しい試合展開が予想されます。
何よりこれ以上魅力的なチャレンジャーはいないでしょう。
ジェイがNEVER6人タッグのベルトを必要とする理由〜その1〜
そもそもなぜ急にタッグベルトに興味を持ったのか?
恐らく、石井が持ってる物を奪い恨みを晴らすためでしょう。
昨年のG1クライマックスのリーグ最終戦。
勝てば自力で優勝決定戦に進出できたシチュエーションだ、ジェイの野望を打ち砕いたのが石井でした。
ジェイのコメントを見ても、あの敗北で全ての歯車が狂ったと言っても過言ではないでしょう。
『イシイ! 俺の狙いはお前だ。トーキョードームで敗れて、俺は自信喪失した。あの時の俺は正気ではなかった。トーキョードーム後のコメントが上がってから、”ジェイはどこへ行った?”ってSNSでえらく話題になってた。本音を言うと、俺はもう自分は終わったと思っていた。これ以上ないチャンスをものにできなかった自分を責めていた。 だが、俺は目覚めた! 俺は何も間違っていなかったとやっと気づいた。俺はまだDESTINOを手にし、神にだってなれる。全ては俺の行く手を阻んだあいつのせいだ。チビでデブのあのハゲ、イシイ! イシイ、お前のせいだ! お前を「G1」で潰しておけばよかった! 今度こそあのピットブルの息の根を止めてやる!』
引用:新日本プロレス
ジェイがNEVER6人タッグのベルトを必要とする理由〜その2〜
歯車を狂わされた石井への復讐以外に、NEVERのベルトを欲しい理由はこれなんだと思います。
『プロレス界は俺のものだ。それが、ザ・リアル・エラだ! 俺はまだもちろんバレットクラブのメンバーだ。ここにいる俺たちこそが正真正銘のバレットクラブだ。パクリの、Tシャツ売ることしか頭にない再結成で浮かれてる連中とは違う。でも、お前らはどうせあいつらのグッズを買うんだろうな? 本物のバレットクラブとは何なのか教えてやろう。俺たちは常に変化しながら大きくなっていくユニットだ。過去の思い出に囚われることはない』
引用:新日本プロレス
これはアメリカマットで再会したケニー・オメガ、カール・アンダーソン、ドク・ギャローズのバレットクラブ再結成について言及しているのでしょう。
この再結成についてはSNSでも話題になり、日本のメディアでも取り上げていました。
明らかにジェイはこの件に対し敵対心を燃やしています。
『俺たちこそが正真正銘のバレットクラブ』だと。
先日、当ブログで新日本とAEWの抗争の可能性について記事にしました。
『新日本とAEWの抗争はいつ・どこで・どのメンバーで始まるのか?』
2月27日のNJPW STRONGの配信では、新日本のKENTAとAEWのジョン・モクスリーがUSヘビーのタイトルを懸けて闘います。
これが新日本とAEWの抗争の第一歩となるだろうという予想です。
もし、ジェイとG.o.Dの3人がNEVER6人タッグのベルトを手にしたら、このベルトどのように使うのか?
3人ともNJPW STRONGに出場しているので、今後どこかのタイミングでアメリカに戻って再びNJPW STRONGに出場する可能性が高いと思います。
そして、再び自分たちが正真正銘のバレットクラブだと主張することでしょう。
真のバレットクラブはどちらなのか、それを決める為の闘いが勃発しても不思議ではないと思っています。
ジェイにとってNEVER6人タッグのベルトは、AEWとの禁断の扉を開ける鍵なんだと思います。
新旧バレットクラブ対決、本物のバレットクラブ論争、新日本とAEWの抗争…
「ジェイ&G.o.D vs ケニー&アンダーソン&ギャローズ」が見たいと思うのは、私だけではないでしょう。