久しぶりに敢行された、東京スポーツ紙による内藤哲也のファミレス取材。
ソーシャルディスタンスを守って別々の席でご飯を食べるという、最早外食したかっただけとも取れる状況でしたが、それでも話題を提供してくれるというプロレスラーの姿勢に嬉しく思います。
[LOS INGOBERNABLES de JAPON]
en RESTAURANTE. https://t.co/e5Uax6VXC2
— 内藤哲也 naito tetsuya (@s_d_naito) June 2, 2020
今回、内藤が問題提起したのは「無観客試合開催のアナウンスの有無」と「防衛戦6ヶ月以内ルール」。
5月半ばに新日本プロレスのメイ社長から、通常興行再開に向けてのロードマップ発表がありました。
あれから半月経ちましたが、まだ今後の予定は発表されていません。
『あれはあれでよかったけど、なら1週間おきでもいいからその後も続けてほしかったですよね。こうなったらこうしますというガイドラインのようなものを出すとか。所属選手である僕でさえいつ再開されるか不安なんですから、楽しみに待ってくださっているお客様はもっと不安だと思うので』
引用:東スポWEB
さらに、多くのファンが気にしている防衛戦6ヶ月以内ルールについても言及。
二冠のベルト剥奪に不安を覚え、代替え案のウルトラCも飛び出しました。
『いつから再開なのかという不安とともに、もう一つ不安があるんですよ。最後の防衛戦(2月9日の大阪城大会)からいよいよ4か月ですからね』
『だからこそ細かいところまでこまめにアナウンスしてほしいわけです。このまま剥奪されるくらいなら、1回くらい他団体に行って防衛戦やっちゃうよ?』
引用:東スポWEB
そもそも、なぜ新日本プロレスは無観客試合開催の可能性を公言しながら、開催日程をアナウンスしないのか?
ひとつ考えられるのは、無観客興行と有観客興行をセットで考えているから。
いくつものプランも用意しているだろう新日本プロレスですが、7月11日から始まる北海道ツアーの直前に無観客興行を行うのではと予想しています。
ただ試合を見せるだけの道場マッチを開催することは考えにくく、北海道ツアーに繋がるための無観客興行を何大会か用意するのではないでしょうか。
他団体がこれだけ無観客試合を進める中で、新日本らしい無観客と次のシリーズに繋がる意味のある道場マッチを開催してくれることでしょう。
それには、11日からの北海道ツアーが有観客で開催できることが前提なんだと思います。
新型コロナウイルスは収束に向かって徐々に感染者数は減っていますが、東京、北海道、福岡はまだ一定数の感染を記録しています。
特に今週から通勤者数が増えているだけに、まだまだ予断を許さない状況です。
まず北海道の日々の感染者数がゼロになり、リスクが最小限の状況になったら北海道ツアーのチケット販売と無観客試合の開催をアナウンスするのではないかと思っています。
もうひとつの問題である「防衛戦6ヶ月以内ルール」についてはどうなるのでしょうか?
新日本が保有するすべてのベルトが「防衛戦6ヶ月以内ルール」に該当するかは分かりませんが、二冠のベルトに関しては8月9日ぐらいがリミットでしょう。
予定されている北海道ツアーが行われれば、北海きたえーるでの防衛戦が行われる可能性は十分にあります。
個人的には、「防衛戦6ヶ月以内ルール」を延長するのがもっともシンプルだと思う一方、ルール通り6ヶ月過ぎたベルトは返還し現王者は暫定王者として王者決定選手権を行うという展開にも期待が持てます。
いずれにしても来るべき日に公式なアナウンスがあるでしょう。
まだアナウンスできないということは、すべての事が確定できない状態なんだと思います。
新日本プロレスが各プロレス団体と足並みを揃えないのは、日本のメジャープロスポーツと足並みを揃えたいからなのではないでしょうか。
日本でもプロレスがメジャーコンテンツと肩を並べられるように、世間にプロレスがスポーツカテゴリーと同等に扱われるように、ベストなタイミングを見計らっているんだと思います。
一部のファンが楽しむコンテンツから、誰もが楽しめるコンテンツと認知されるため、プロ野球やJリーグと同じ目線でスケジュールを組んでいるのかもしれません。
だから、『トランキーロ 』です。
今は焦る必要がないでしょう。