4都府県で緊急事態宣言が発令されたことにより、各プロレス団体は適用期間の試合中止または無観客試合とすることを発表しました。
プロレスリング・ノアはゴールデンウィーク2連戦を、全日本プロレスは都内のチャンピオンカーニバル全大会を無観客試合で開催することを決定。
ドラゴンゲートでは該当する6大会の中止を発表しました。
試合会場で感染者を出さないため徹底した感染予防対策を講じ、政府の要請にしたがってきた各団体ですが、今回も涙を飲むのはルールを守ってきた “弱者” になりそうです。
大手団体では新日本プロレスがどういう対応をするかまだ発表していませんが、一部メディアでは4月25日から5月11日までの後楽園ホール大会は無観客になることを発表しています。
緊急事態宣言を受けて後楽園ホールも無観客へ!17日間で23興行のプロレス格闘技に大打撃!(バトル・ニュース)#Yahooニュース #noah_ghchttps://t.co/l24GFzs6PW
— プロレスリング・ノア (@noah_ghc) April 24, 2021
他団体が無観客や中止という選択をする中で、新日本プロレスだけが有観客大会を開催することはないでしょう。
まだ発表できないのは、次の5月シリーズも見越して開催を協議しているから。
恐らく、週明けには何かしらアナウンスがあるんだと思います。
2大スタジアム大会の開催有無は?
ここで気になるのは、5月15日と29日に行われる新日本の2大スタジアム大会の開催有無です。
前者は横浜スタジアムで行われるため緊急事態宣言の期間にも地域にも該当しなく、後者は該当地である東京ドームで行われますが、5月末開催のため無観客試合の対象にはなりません。
しかし、緊急事態宣言が延長しないという保証はなく、また東京に隣接する神奈川県も該当地域に追加される可能性が無いとは言えません。
神奈川・千葉・埼玉の3県は、現在の「まん延防止等重点措置」の対象地域を拡大することを発表しています。
東京都に緊急事態宣言が発出されるのに伴い神奈川・千葉・埼玉の3県は、現在の「まん延防止等重点措置」の対象を、あわせて36の市と町に拡大することを決めました。3県が決定した内容をまとめました。https://t.co/UTKd2Nspm6
— NHK@首都圏 (@nhk_shutoken) April 24, 2021
格闘技のイベントを主催する「RIZIN」は、5月23日の東京ドーム大会を6月13日に変更することを発表しました。
【Yogibo presents #RIZIN28】
📅6/13(日) 15:00開始(予定)
※5/23(日)から上記日付へ開催延期
🏟東京ドーム
📝https://t.co/o9wyDL7ZnQ【Yogibo presents #RIZIN29】
📅5/30(日) 15:00開始(予定)
📍丸善インテックアリーナ大阪
📝https://t.co/bYiQToBEGX pic.twitter.com/Ik439zETyI— RIZIN FF OFFICIAL (@rizin_PR) April 23, 2021
新日本の東京ドーム大会も後ろに延期できればしたいところでしょうが、同大会の1週間後には大阪城ホールで「ドミニオン」の開催が発表されています。
先のスケジュールが埋まっている以上、新日本が2大スタジアム大会を延期するという決断は難しいでしょう。
あとは「WRESTLE GRAND SLAM」シリーズを、どういう位置付けにするか。
予定通り開催できれば問題ありませんが、横浜スタジアムと東京ドームを無観客で開催するような赤字興行は避けたいところでしょう。
このままリスク覚悟でグランドスラムシリーズを開催するか、開催地域ごと変えて全く違うシリーズとして敢行するか。
限られた時間で大胆な変更は難しいでしょうが、新日本がどんな決断をするかそのアナウンスを待ちたいと思います。