G1クライマックスのリーグ終盤戦のキーとなる3選手

タマ・トンガ、タイチ、YOSHI-HASHI【撮影:koba】
真夏の祭典『 G1 CLIMAX 』




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1クライマックス大阪大会2連戦が終わり、真夏のリーグ戦も終盤戦に突入します。

唯一の全勝だったオカダカズチカとジェイ ・ホワイトは明暗を分け、連勝を4に伸ばしたジェイに対し、オカダはジョナとの初対決を白星で飾ることができませんでした。

 

この結果、ジェイのいるBブロック以外は混戦となりどの選手が優勝決定トーナメントにたどり着くのか、まだまだ分からない状態になっています。

G1クライマックス32星取表

 

まだ公式戦を3試合残す3選手

 

全20大会の内、12大会を消化したG1クライマックス。

リーグ戦に絞ればあと5大会という状況になりました。

殆どの選手が公式戦を4〜5試合消化した状況になります。

 

リーグ終盤戦に差し掛かったにも関わらず、まだリーグ戦を半分(3試合)残している選手が3人います

Bブロックのタマ・トンガタイチ、DブロックのYOSHI-HASHIです。

タマ・トンガとタイチはBブロック無敗のジェイとの公式戦を残しています。

ジェイに勝てばリーグ突破の可能性も出てくるので、この2人の残りの試合結果がBブロックの代表選手を決めると言っても過言ではありません。

 

そんなタマ・トンガとタイチですが、かつてはIWGPタッグ選手権で何度も争った因縁を持っています。

ジェイと闘う前に直接対決を残しているので、非常に重要な一戦となるでしょう。

 

最も混戦と言えるDブロックは、デビッド・フィンレーが勝点6で突破。

敗戦数の少なさで見れば、フィンレーとYOSHI-HASHIは共に1敗をキープしている状況です。

残る公式戦の試合結果次第では、Dブロック1位になる可能性を秘めており、運命はYOSHI-HASHI自身の手にかかっています。

 

次戦は広島大会で曲者の高橋裕二郎戦を控える状況。

裕二郎はここまで2勝2敗とイーブンの成績を残しています。

昨年は1勝1分け1不戦勝と、怪我で負傷欠場となった内藤哲也を除くと最下位に終わるという不甲斐ない成績だった裕二郎。

開幕前の会見ではG1にエントリーされたことに対し、こんな意気込みを語っていました。

『あー、去年どっかの雑誌に書いてあったんだけど。コロナで海外の選手が来れないから、このオレが、高橋裕二郎が「G1 CLIMAX」に出場できていると。フザケンナよ、オイ! 見てみろ、今年はこれだけの海外からの選手が来ている。そしてこのオレも「G1 CLIMAX」に出ている。なめんなよコノヤロー!

引用:新日本プロレス

 

3年連続G1にエントリーされている裕二郎も、コロナ禍前は選外の年が続いていました。

G1にエントリーされない悔しさも口にしていた裕二郎ですが、今夏もG1出場を勝ち取っています。

裕二郎同様、G1にエントリーされ続けることの難しさ知るYOSHI-HASHI。

会見での『なめんなよコノヤロー!』が胸に刺さったというYOSHI-HASHIは、バックステージで裕二郎を挑発しました。

 

密かにライバル関係を築く両者の一戦は、要注目の一戦となるでしょう。

8・9広島大会では全5試合ある公式戦の初陣を飾ります。

2人にしかできない深いテーマのある一戦。

G1の公式戦で終わらすには勿体ない重要な試合になりそうです。