欠場中の飯伏幸太が復帰に向け『もう少し』と発言

飯伏幸太【撮影:koba】
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2日振りにSNSに投稿した欠場中の飯伏幸太。

少年時代である1999年に撮った動画をアップさせた飯伏は、良い方向に前進していることを思わせるメッセージが添えられました。

飯伏の復帰を待ちわびるファンにとって、嬉しいメッセージとなったことでしょう。

 

昨年10月に行われたG1クライマックス優勝決定戦で、フェニックススプラッシュの着地時に負傷した飯伏。

右肩を脱臼及び関節唇損傷で負傷した飯伏は、まだ腕が広げられない状態だといいます。

 

脱臼及び関節唇損傷という怪我は、誰もが経験する怪我ではありません。

いつ回復するか分からない状態に不安を募らすファンも多くいるでしょう。

一般人と筋骨隆々のプロレスラーでは、肥大した筋肉が邪魔して脱臼の完治に時間がかかるという話しを聞いたことがあります。

私自身、専門的なことは分かりませんが、実はKENTAの自伝『足跡』に脱臼に関する記載がありましました。

 

WWE所属時代に左肩を脱臼したKENTA。

脱臼直後、手術をアメリカで行ったKENTAは、今でも日本でするべきだったと後悔しているということ。

約10ヶ月後再手術するも、肩の可動域は一向に良くならなかった書かれています。

結局、会社からこれ以上欠場させられないという理由で試合に復帰。

肩の可動域は変わらないまま、1年2ヶ月後にリングに立っています。

KENTAに限って言えば、肩の可動域が今でも良くなっていない可能性があるということでしょう。

KENTA【撮影:koba】

 

KENTA以外に直近で脱臼した選手と言えば、現在G1クライマックスで絶賛活躍中のデビッド・フィンレーです。

2019年の2月の後楽園ホール大会で怪我をしたフィンレーは、同年10月の両国国技館大会に登場。

翌月11月のサンノゼ大会で復帰を果たしました。

約9ヶ月の欠場期間となりましたが、今では肩のテーピングなしで試合をしています。

 

飯伏の肩の状態は?

 

脱臼後、試合ができるようになる期間は人それぞれでしょうが、KENTAの自伝を読む限り100%の状態に戻っているかは分かりません。

KENTAは倒れる際、とっさに手をリングについてしまったことが脱臼に繋がったと語っています。

フィンレーはコーナー最上段から合体技を繰り出した際、負傷しました。

対する飯伏はフェニックススプラッシュという遠心力のある技で自爆。

KENTAやフィンレーの脱臼時と比べてどうかは分かりませんが、肩への衝撃が大きかったことは予想できます。

 

SNSではオリンピック選手や格闘家専門の院長に肩を見てもらっていると語りました。

10ヶ月経っても完治しない状況に不安を募らせているようにも感じますが、100%可動域が戻ることは難しいのかもしれません。

KENTAの例もあります。

どこかで見極めることも必要かもしれませんが、自分が納得するまでリハビリを続けるしかないのでしょう。

一方、先月のツイートでは痛いなりにも右肩を動かしたいと語りました。

 

9ヶ月振りに前受身を取り、練習に励んでいる様子を投稿した飯伏。

日々練習している様子は、飯伏プロレス研究所所属の前口太尊がSNSに写真をアップしています。

 

リハビリも無理せず行っていると語る飯伏ですが、少しずつ前進できているのでしょう。

ファンのリプに対して『もう少し待って。もう少し』と返答しています

飯伏の『もう少し』がどの位の期間かは定かではありませんが、感覚的に復帰への道のりが想定できるようになったのかもしれません。

 

AEW出場とゴールデン☆ラヴァーズ復活を宣言

 

復帰に向け希望が見えたのか、SNSのファンのリプに対しポジティブな発言を繰り返しました。

▪︎新日本プロレスに恩しか感じてない

▪︎新日本プロレスは第2の故郷

▪︎肩が治ればAEWに出場する

▪︎アダム・ペイジと闘いたい

▪︎3回くらいは(AEWに)行きたい

▪︎どんなカードが組まれるか分からないが、(ゴールデン☆)ラヴァーズはできる

 

全てがポジティブな発言ではありませんが、今までになかった変化と言えるでしょう。

飯伏の口からAEW出場やゴールデン☆ラヴァーズの名前がでたことは、新日本で復帰する前提なんだと思います。

 

スポーツ選手の脱臼は、想像以上に大怪我なのかもしれませんが、どんな飯伏でも再び新日本のリングに帰ってくることを願います。

それが飯伏というレスラーにとって最善の選択になるか分かりませんが、どんな道を選ぶとしても本人の口から『復帰します』の一言が聞きたいです。