永田裕志が語ったグレート・オーカーンへの期待

永田裕志、グレート・オーカーン【撮影:koba】
雑感




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ディア、イベント、他団体に引っ張りだこのプロレスラーと言えば、ユナイテッド・エンパイアのグレート・オーカーン選手(以下敬称略)でしょう。

単独でのイベント参加は大盛況に終え、9月3日のプロレスリング・ノア(以下NOAH)大阪大会では、グレート・ムタと同盟を結び、NOSAWA論外と3人タッグでNOAH初参戦が決定しました。

ムタにとって大阪大会ファイナルを闘う上で、接点のないレスラーを起用することは、異例中の異例です。

オファーをしたくなるほど、オーカーンの実力と人気が魔界にまで届いたということになります。

対戦相手は現GHCヘビー級王座の拳王率いる金剛。

早速、オーカーンはSNSでベルト強奪の挑発行為に及びました。

 

初タッグを組むグレート・ムタとどんな化学反応を起こすのか、そして初参戦となるNOAHマットでどんな傷跡を残すのか、注目の一戦となりそうです。

 

永田裕志が語ったオーカーンへの期待

 

今まさに旬のレスラーと言えるグレート・オーカーンですが、次期シリーズ「バーニング・スピリット」の“ある大会”でメインイベントを任されました。

その大会とは9・11東金大会アリーナであり、デビュー30周年記念試合の永田裕志とシングルマッチで闘います

 

9月に行われる東金アリーナ大会は永田裕志主催の大会(正確には株式会社ナガタロック主催)であり、今年は「永田裕志デビュー30周年記念興行」を兼ねています。

毎年PR活動に励む永田ですが、今年のメインイベントは盟友である第三世代の仲間達ではなく、グレート・オーカーンとのシングルマッチを選びました。

なぜ、永田はオーカーンを対戦相手に選んだのか?

 

恐らく、その理由はWWSチャンネルで語った東金大会PRのコメントの中に隠されているのでしょう。

『今後に期待する若手選手はいますか?』という質問に対し、永田はオーカーンの名前を上げました

『これから強くなる選手は沢山いますけど、僕自身はグレート・オーカーンという選手が非常に有望株だと思います

2016年にプロレス入りして17年にデビューしてですね、早5年以上経つのかな。その中で物凄い潜在能力が出てきてる。これからの選手として、まだまだ本人の才能というかそういうモノを出せる部分がたくさん隠されててですねぇ、それが成長する上でどんどん出てきてるとおもうのですね、あの選手はホントにいいと思います。

話題性としては武蔵小杉の駅で女の子を助けたとかね。あとは風貌から考えられない優しさがあるとか、風貌は見た感じ恐ろしいですけどもプロレスラーとしての才能が沢山まだ隠れてる選手なので、是非頂点にまで行って欲しいなと今も期待してるところです

引用:WWS channel

 

2017年1月、永田裕志は自分の付き人である岡倫之のデビュー戦の相手を務めています。

永田がヤングライオンのデビュー戦を務めることは珍しく、当時の岡戦はレスラー人生の中でも2回目だったと語っていました。

 

この試合後、デビュー戦で永田に負けた岡は、ブシロードクラブ時代からの恩師に向かって感謝の気持ちを述べています。

岡『やっぱ・・・・ ココ来てよかったなって。 プロレス、その中でも新日本を選んでよかったなって。 勝つことがあたりまえだったオレにとって、こういう刺激、ホントに燃えるんで。ホントにココへ来てよかった。 この舞台に立てて、ホントによかった。 ああっ・・・・・・!でも、やっぱ負けるの
はムカつくんで、 もういいっす。 次からは全部、 勝ちます。ハイ』(永田選手が相手だったということに関しては?という質問に対して)

岡『デビュー戦だから、 一度だけ言いますけど、 スゲー感謝してます。やっぱ、アマチュアの頃から面倒見てもらったし。 プロレス入ってからも、 あの人にお世話になって、デビューも最高のモノにしてくれたし。 ホント、 ありがたいって思います。 でも、今回だけっす。 次からは、ライバルとしてぶっ倒します!』

引用:新日本プロレス

 

WWSチャンネルのインタビューでオーカーンを若手の有望株と絶賛した永田。

インタビューの中で現在所在不明の岡倫之のことに付いて語っているようですが、もしかしたらオーカーンにかつての愛弟子を投影させているのかもしれません。

岡とはブシロードクラブ時代から遡ると、約9年にも及ぶ間柄になります。

長年見守ってきた愛弟子の活躍を喜ぶと共に、自主興行の対戦相手に選んだ永田。

デビュー30周年記念大会の対戦相手にオーカーンを選んだ意味は、特別な想いがあるのでしょう。

 

グレート・オーカーンの正体が元ヤングライオンの岡倫之かどうかは定かではありませんが、9・11東金大会のメインイベントは特別な一戦になると思います。

2年前イギリスで誕生したオーカーンですが、それ以前の記憶はないそうです。

もしかしたら、東金アリーナの永田戦でオーカーンの2年前以前の記憶が甦るかもしれません。

その時、オーカーンは何を語るのか?

9月11日の東金大会は、「バーニング・スピリット」シリーズで最も重要な大会になるかもそれません。

※9・11東金アリーナ大会はNJPW WORLDで後日配信を予定しています