プロレスラーの怪我で多い箇所と言えば、首と膝。
常に膝にテーピングをしている選手も数多くいます。
内藤哲也選手やマイケル・エルガン選手は両足にテーピングをしていて、痛々しいです。
そして、今最も膝の怪我に悩まされている選手と言えば…
棚橋弘至選手
去年の年末も試合に出ることができず、1・4東京ドームでのジェイ・ホワイト戦はぶっつけ本番となりました。
冬の札幌でも痛めている膝を狙われます。
IWGPインターコンチネンタル選手権では、鈴木みのるに執拗に膝を攻められレフリーストップを余儀なくされました。
翌日の試合は欠場となり、結局シリーズ通して欠場が決まっています。
【お詫びとお知らせ】棚橋弘至選手が右膝変形性関節症により、1月30日(月)弘前~2月10日(土)大阪大会まで欠場 https://t.co/LlMPnkwQDO #njpw #njnbg pic.twitter.com/nCJPwJlfq0
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) January 29, 2018
そもそも膝変形性関節症とはなんなのか?
膝関節の機能が低下して、膝軟骨や半月板のかみ合わせが緩んだり変形や断裂を起こし、多くが炎症による関節液の過剰滞留があり、痛みを伴う病気である。
引用:Wikipedia
実は長年この病気で長年悩まされた選手がいます。
今なお現役レスラーとして活躍する…
武藤敬司選手
武藤選手の膝を悪化させた一番の要因が、ラウンディングボディプレスという技。
コーナーポストから後方に宙返りするボディプレスです。
この技は成功しても失敗しても、必ず膝をマットにぶつけます。
結果的に数回に渡り膝の手術を施しました。
あれ!?
そんな技、他にも見たことあるような。
そう、棚橋選手が使う…
ハイフライフロー
この技も成功しても失敗しても、必ず膝をマットにぶつけます。
大一番には場外に向かってハイフライアタックを使うこともしばしば。
そりゃ膝だって悪くなります。
そして、本人が一番わかっているはずです。
治らないものは治しようがない
— 棚橋弘至 (@tanahashi1_100) January 28, 2018
多分100%元の状態には戻らないという意味でしょう。
Twitterのタイムラインでも、『お願いだから休んでください』と懇願するファンの想いがつぶやかれています。
では、治らないならどうすればいいのでしょうか?
私の苦渋の提案は…
ハイフライフローを封印する
ハイフライフローは棚橋選手が拘りを持って使っている技。
そして、棚橋選手を象徴する技です。
この提案には賛否両論あると思います。
いや、否定的な意見が多いでしょう。
しかし、プロレスラーとして技に拘るのか。
それとも、強さに拘るのか。
かつて、武藤選手も膝のダメージを軽減するためにシャイニングウィザードという新技を開発しました。
結果、新たなイメージも定着し55歳になってもプロレスラーを続けられています。
私は、棚橋選手にはまだまだ新日本の中心で輝いて欲しいと思っています。
では、レスラーがリングの中心に居続けるにはどうしたら良いのか。
強さを魅せ、そして勝たなければいけない
プロレスラーとはそういう生き物です。