日曜の後楽園大会で発表になった、今年のG1エントリー選手。
翌日には各会場の対戦カードが決まり、昨日は大会カードが発表になりました。
【『G1』全カード決定】
LA道場からコナーズ&フレドリックスが初来日!
“日米ヤングライオン対決”も実現!
モクスリーは海野とタッグを結成!https://t.co/LX9CFluRJi #njpw #g129 pic.twitter.com/L2cZDCPNeS— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) June 18, 2019
LA道場のヤングライオンの初来日も決まり、G1公式戦以外にも楽しみが膨らむばかりです。
今年もG1のジンクスが破られなければ、優勝者はBブロックから生まれることでしょう。
そうなると気になるのが、インターコンチのベルトを巻きながら、IWGPヘビーのベルトを目指す“あの男”の優勝の行方。
勿論、あの男とは…
内藤哲也
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ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンを立ち上げ、話題と結果を残し多くのファンに指示される内藤哲也。
過去2回の優勝を誇る内藤のG1優勝は、最も気になるポイントの1つです。
まず、注目すべきは公式戦の試合順。
例年なら公式戦の初戦は、メインイベントを任されていました。
今年どうなっているのか?
7・13大田区総合体育館 矢野通戦
7・15北海道 タイチ戦 【メイン】
7・19後楽園 後藤洋央紀戦 【セミ】
7・24広島 石井智宏戦 【メイン】
7・28愛知 ジョン・モクスリー戦 【メイン】
8・1福岡 ジュース・ロビンソン戦
8・4大阪 鷹木信悟戦 【メイン】
8・8横浜 ジェフ・コブ戦
8・11日本武道館 ジェイ・ホワイト戦 【未定】
公式戦最終日は直前にならないと試合順が決まりませんが、それ以外の公式戦は全8試合中5試合がメインイベント、1試合がセミファイナルに組まれています。
メインイベントの数が勝利に直結する訳ではないですが、石井と同数の最多4回のメイン数は期待の表れです。
では、前回優勝した2017年のG1はどうだったのか?
リーグ戦7勝2敗、決勝戦でケニー・オメガを倒し自身2度目の優勝を果たしました。
この時リーグ戦で負けた相手が、バッドラック・ファレと石井智宏。
石井とは今回も同ブロックになり、前半戦の山場である7・24広島大会にて闘います。
その次の公式戦で闘う相手は、6・5両国大会で初参戦を果たしたジョン・モクスリー。
ちなみに、優勝した2017年は連敗していません。
モクスリーが未知なる強豪なだけに、今年の石井戦は例年以上に重要な一戦となります。
G1初出場、シングルマッチ初対戦となる相手は、正直どのような結果になるか想像できません。
2018年のG1で同ブロックだったのは、ジュース・ロビンソン、石井、後藤洋央紀、矢野通。
この時は4人全員に勝っています。
2017年のG1で同ブロックだったのは、石井と後藤。
上記の通り石井には負けていますが、後藤には勝っています。
タイチとは昨年のタカタイチマニアでシングルマッチを闘い、ヘビー級に転向後も2回シングルで対戦しました。
計3回の対戦はすべて内藤の勝利。
つまり、まだ対戦したことのないモクスリー、鷹木信悟、ジェフ・コブ、ジェイホワイトを除き、内藤にとってお得意様との対戦が続きます。
内藤がリーグ戦を突破するには、前半戦の相手と負けないことが重要です。
逆に石井戦までの前半戦で2敗するようだと、決勝戦進出は非常に厳しくなるでしょう。
実はひとつ、懸念する材料があります。
内藤が初優勝した2013年以降、初優勝は3年周期でやってきています。
G1 CLIMAX最終戦・両国国技館大会。超満員札止めのお客様、最高の空間をありがとうございました。沢山のメッセージ、これから全て目を通したいと思います。ありきたりな言葉ですが…皆さんの声援が力になり、優勝することができました。本当にありがとうございました。
— 内藤哲也 naito tetsuya (@s_d_naito) 2013年8月11日
2013年 優勝 内藤哲也(初優勝)
2014年 優勝 オカダカズチカ(2回目)
2015年 優勝 棚橋弘至(2回目)
2016年 優勝 ケニー・オメガ(初優勝)
2017年 優勝 内藤哲也(2回目)
2018年 優勝 棚橋弘至(3回目)
2019年 優勝 ???
もしかしたら内藤の優勝決定戦進出は、リーグ最終戦のジェイに阻まれるのかもしれません。
逆も然し、ジェイの優勝決定戦進出を阻むのは内藤になる可能性もあります。
いずれにしても、初対戦となるジェイ・ホワイト戦はG1優勝と今後の展開を占う重要な一戦となるでしょう。