内藤と飯伏が2人揃って初戦黒星で波乱の幕開け

内藤哲也、飯伏幸太【撮影:koba】
真夏の祭典『 G1 CLIMAX 』




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よいよ始まった秋の祭典G1クライマックスですが、開幕戦から波乱の展開になっています。

優勝候補の内藤哲也と飯伏幸太が、それぞれ初戦で敗れてしまいました。

 

当ブログでも優勝予想アンケートを実施していましたが、286票中109票を獲得した内藤と49票の飯伏(2人合わせて過半数以上の投票数)が敗れたのですから、波乱の幕開けと言えるでしょう。

一方で初戦で内藤と飯伏に勝ったザック・セイバーJr.と高橋裕二郎は、称賛に値する勝利でした。

ザックは過去NEW JAPAN CUPを優勝しており、次戦の鷹木信悟戦にも勝利すれば、優勝候補筆頭に躍り出ることでしょう。

初戦で飯伏を倒した裕二郎も、新技“ビッグ・ジュース”で白星を重ねるはずです。

 

勿論、G1初戦を落としたからと言って、優勝の可能性が低くなったわけではありません。

昨年は3連敗から6連勝したSANADAが、Bブロック1位になり優勝決定戦に進んでいます。

折角なので他の事例がどれだけあるか調べてみました。

リーグ戦1位の選手リーグ開幕戦の結果
飯伏幸太(G130)⭕️(オカダカズチカ)
SANADA(G130)✖️(矢野通)
飯伏幸太(G129)✖️(KENTA)
ジェイ・ホワイト(G129)✖️(後藤洋央紀)
棚橋弘至(G128)⭕️(鈴木みのる)
飯伏幸太(G128)⭕️(ザック・セイバーJr.)
内藤哲也(G127)⭕️(飯伏幸太)
ケニー・オメガ(G127)⭕️(鈴木みのる)
後藤洋央紀(G126)⭕️(バッドラック・ファレ)
ケニー・オメガ(G126)✖️(YOSHI-HASHI)

 

過去5年間を調べてみましたが、リーグ戦を1位通過した10選手中4選手は公式戦の初戦で敗れています。

『負け=勝点2をロスト』したことには変わりませんが、全勝できるケースの方が圧倒的にレアでしょうから、2戦目以降挽回してくれるでしょう。

何より逆境に強い飯伏と、逆転の物語が似合う内藤です。

序盤に負けるほど、リーグ戦が盛り上がる要因になるとも言えます。

 

これまで幾度も挫折を味わってきた2人だからこそ、リーグ戦序盤の敗戦はむしろ気持ちに火が付くシチュエーションと言えるでしょう。

私のAブロック突破予想は内藤ですが、史上初の三連覇を狙う飯伏も必ずリーグトップ争いに浮上すると期待しています。

リーグ戦2戦目の9・23大田区総合体育館大会の相手は、内藤がタンガ・ロア、飯伏が石井智宏との対戦です。

次戦も困難な相手が続きますが、リーグ戦初白星に期待したいと思います。