KENTAが2連勝したから生まれる“無敗天王山”の可能性

真夏の祭典『 G1 CLIMAX 』




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がくっきり分かれました。

 

昨年優勝した棚橋弘至が連敗を喫し、初戦で飯伏幸太を破ったKENTA連勝スタート

飯伏戦はファンから批判な意見も多く出てきましたが、棚橋に快勝したことによりその批判も半々になったのではないでしょうか。

 

批判が半々になったと思うのは2連勝という結果を残したからだけではなく、KENTAの闘いに説得力を感じたからかもしれません

 

私の主観では、初戦の飯伏戦からKENTAのスタイルは何も変わっていなかったと思っています。

打撃中心(特に蹴り)の攻めは容赦なく、決して受け身に回らず攻めの姿勢を貫く。

 

棚橋を勝ったことで新日本ファンに実力を認められた部分もあり、逆に反感を買ったファンもいたことでしょう。

締めのマイクパフォーマンスには歓声の中にブーイングも混じり、何度か野次も飛びましたが巧みな話術で切り返しました。

『(客席からの野次に対して巧みにいなして)まあ、そんな感じで俺は必ず、初出場・初優勝をして、またここに帰ってきたいと思います。

せっかくだから覚えて帰って帰ってください。KENTAでした

引用:新日本プロレス

 

敢えて過去形で『KENTAでした』言ったのは、メインイベントで棚橋を倒した男はKENTAでした」というアピールも含まれているのかもしれません

 

 

インイベントで解説席に座った柴田勝頼は、初戦は昔のKENTAとアメリカ時代の“HIDEO”が半々だったと語りましたが、昨日の試合は100%のKENTAだと断言しました。

それだけこの日のKENTAに、説得力を感じたのでしょう。

気迫に身体の動きがリンクしていたようにも感じました。

 

特に、説得力を感じたシーンは2つ。

 

ひとつは、棚橋の張り手にカウンターで張り手を合わしたシーン

終盤エルボーの応酬に優勢になった棚橋が、渾身のエルボーを繰り出した瞬間鮮やかなカウンター一線。

やっぱりKENTAは只者ではないと感じた瞬間だったのではないでしょうか。

 

もうひとつは、ハイフライフローに剣山で迎撃したシーン

ギリギリまで引き付けてからの剣山は、見事としかいうしかありません。

あの一撃で、心が折れても仕方がないでしょう。

 

試合後のマイクパフォーマンスに対し想像以上に歓声が多かったのは、KENTAの見事なカウンターに魅入られたファンが多かったからかもしれません。

 

棚橋と飯伏を破っての2連勝で見えてきた未来があります。

それは…

オカダカズチカとの全勝対決

 

 

オカダとの直接対決は、7・27愛知大会。

それまで両雄がエントリーしているAブロックは公式戦が2回あります。

 

後楽園3連戦で、オカダはバッドラック・ファレウィル・オスプレイ

対するKENTAはランス・アーチャーEVILと闘います。

 

可能性としては互いに4連勝も十分ありえるでしょう。

5連勝を懸けての天王山となれば、リーグ戦折り返しの愛知大会2DAYSは興奮の坩堝(るつぼ)と化します。

KENTAの注目度は増すばかりです。

 

 

一方、連敗を喫した棚橋もまだまだ巻き返しは可能でしょう。

負けた相手がオカダとKENTAだったとこで、残りのリーグ戦ではもう2人と闘うことはありません。

何よりハイフライフローを繰り出せる状態だということが、ポジティブな要素以外の何者でもないでしょう。

 

まだまだG1は始まったばかり。

如何なる時も勝利を諦めない以上、全ての選手に優勝の可能性があります。

あとは全力で応援するのみです。