昨日、新日本プロレスから予想だにしない発表がありました。
もしかしたら、内藤哲也とジェイ・ホワイトのインターコンチネンタル選手権決定より、反響が多かったかもしれません。
それは…
『ヤングライオン杯』開催!
次期シリーズで『ヤングライオン杯』が開催決定!
海野、成田、辻、上村!
LA道場からコナーズ、フレドリックス、コグリン!
ファレ道場の新鋭もエントリー!https://t.co/7SMjEThNIO#njdest #njpw pic.twitter.com/U0sRB83jkM
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) August 26, 2019
約2年振りとなるヤングライオン杯ですが、今回は野毛道場のヤングライオン4人、LA道場から柴田勝頼の特訓を受ける3人、そしてバッドラック・ファレのファレ道場から1人の合計8人で争われます。
出場選手はご覧の通りです。
▪︎海野翔太 22歳 183Ccm 93kg
▪︎成田蓮 22歳 182cm 83kg
▪︎辻陽太 26歳 182cm 91kg
▪︎上村優也 25歳 180cm 82kg
▪︎クラーク・コナーズ 26歳 173cm 84kg
▪︎カール・フレドリックス 29歳 185cm 100kg
▪︎アレックス・コグリン 26歳 183cm 93kg
▪︎マイケル・リチャーズ 24歳 188cm 100kg
※間違えていたらすいません
意外にも2回目の出場となる海野と成田が、大会最年少。
6月のオーストラリア大会で新日リングに上がったリチャーズが、188cm100kgと一番大きい選手に見えます。
総当たりのリーグ戦は全ての勝ちが2点、全ての負けが0点、引き分けが1点です。
ポイントは試合時間が15分間だという事。
ヤングライオンと言えど経験が浅い選手が少ないので、15分で試合が決まらない可能性もあるでしょう。
つまり、リーグ戦が混戦になるかもしれません。
未来のメインイベンターであり、未来のG1クライマックスの公式戦であり、新日本の将来を担う選手達の闘いに期待感満載です。
私の記憶が正しければ、野毛道場 vs LA道場のヤングライオン対決が初めて実現したのは、今夏のG1クライマックスのアンダーカード。
結果はLA道場側の2戦2勝。
今回行われたスーパーJカップでも、日米ヤングライオン対決が火花を散らしています。
実はG1のシリーズと今回のアメリカ大会合わせて、成田蓮はフレドリックスに2回負けています。
しかも、2回ともギブアップ負けを喫しました。
年齢も違えば、LA道場に入る前のバックボーンも色々で一概にヤングライオンだからと言って同列と考えるのは難しいかもしれません。
それでも、ヤングライオンの先輩として絶対負けられなかった2敗目だと思っていることでしょう。
アメリカ大会でのコメントはありませんが、G1クライマックス最終日の成田のコメントを見る限りLA道場生との対戦結果に全く納得していませんでした。
『もう1回やらせろ!もう1回!あぁ!?もう1回!だもう1回!
こんなんでな、シリーズおわれねーんだよ!もう1回やらせろ!!』
引用:新日本プロレス
そんな成田に屈辱的な試練が与えられたのは、スーパーJカップ2日目のサンフランシスコ大会。
過去2回ギブアップ負けを喫しているフレドリックスとタッグを組んで、石森太二&外道と闘いました。
この試合を成田はどんな態度で、どんな表情で、どんな感情で闘ったことでしょう。
そして、なぜ先発をフレドリックスに譲ってしまったのか?
7月13日のG1シリーズ2戦目に行われたLA道場生との初対決では、先発を買って出たのにも関わらずです。
今はまだ、スマホサイトのマッチレポートを見て想像することしかできません。
そんな成田とフレドリックスのヤングライオン杯公式戦は、早くも開幕2戦目で実現します。
成田にとっての9・5後楽園ホール大会のフレドリックス戦は、意地でも負けられない1戦ではないでしょうか。
そして、7試合ある公式戦でもっとも大事な試合になると思います。
恐らくフレドリックスは、今大会の優勝候補筆頭でしょう。
それでもでも負ければ、対フレドリックス戦3連敗です。
前回大会の成田の成績は、5戦0勝4敗1引き分け。
フレドリックスから勝利することができれば、全てをチャラにできるでしょう。
“じょっぱり”(意地っ張り)な成田蓮のヤングライオン杯初勝利に、期待が膨らむばかりです。