中嶋勝彦の牙城崩せず…団体2トップの敗北に武藤敬司は何を想うのか

WRESTLE-1



・12後楽園ホールで行われた「WRESTLE-1 TOUR 2020 W-IMPACT」。

注目の2試合を観たく、昨日後楽園ホールに行ってきました。

 

1つ目はクルーザーフェス2020決勝戦。

 

トーナメントを当たり前のように優勝し、当たり前のようにクルーザー級のベルトに挑戦しると豪語していたヒート

決勝戦ではアンディ・ウーを圧倒し優勝しました。

まさしく、圧倒したという言葉が誇張ではない程の試合内容だったと思います。

 

試合後、現チャンピオンの吉岡世起が現れると、ヒートは当たり前のようにベルトを奪取すると挑発。

対する吉岡も、『当たり前のように防衛する』と言いきります。

結果として、レッスルワン所属ではないヒートに、宣言通りクルーザーフェスの優勝トロフィーを奪われてしまいました。

 

2つ目の試合はプロレスリング・ノアの中嶋勝彦とレッスルワンのトップレスラーの芦野祥太郎とのタイトルマッチです。

 

この試合が中嶋にとって初の防衛戦。

つまり、他団体のレスラーに取られたベルトを芦野が取り返す為の闘いとなりました

 

事の発端は、昨年末にエディオンアリーナ大阪で行われたビッグマッチ。

 

当時チャンピオンだった稲葉大樹に中嶋がダメ出しし、タイトルマッチが決まりました。

先月行われたレッスルワンチャンピオンシップでは、中嶋に蹂躙された稲葉が王者陥落。

ベルトを投げ捨て、レッスルワンもそのファンも見下した中嶋に挑戦表明をしたのは芦野でした。

 

団体のツートップとも言える2人が、他団体の選手に連続で負ける訳には行かないでしょう。

絶対負けられないという覚悟を持って闘う芦野に、レッスルワンの所属の選手達も会場を訪れたファンも熱い声援を送り続けました。

中嶋の重い蹴りを何度も食らう芦野。

何度も何度も立ち上がりましたが、3カウントを奪われたのは芦野でした。

大熱戦を繰り広げた両者でしたが、【中嶋勝彦という男は恐ろしく強い】という印象を与えた試合だったのではないでしょうか。

 

試合後、リングの上で大勢のレッスルワン選手に囲まれた中嶋でしたが、次の挑戦者に指名したのは意外な選手でした。

『ただ心残りというか、気になっている奴がいるんだよな。おまえたちと違って顔を知らない奴じゃない。

SNSで俺にイチャモンをつけた大先輩がいたな。

そうだ、社長だったな。「中嶋勝彦にがっかりした」んだよね? 

確かカズ・ハヤシ社長だね。高みの見物かな?』

引用:WRESTLE-1公式HP

 

この逆指名にカズ・ハヤシが登場。

中嶋に蹴りを見舞うと『次の挑戦者はカズ・ハヤシだ!』と豪語。

恐らく、3・15大田区総合体育館で行われるビッグマッチ「WRESTLE WARS 2020」で闘うことになるのでしょう。

 

実は今大会、レッスルワン創始者であり会長でもある武藤敬司が、バルコニー席でずっと各試合を観ていました。

 

いつも会場を訪れているかどうかは分かりませんが、メインイベントの試合を観て何を感じたのか気になります。

恐らく、この状況を作ったのは武藤会長でしょう。

今後もレッスルワンが生き残る為の試練を与えているんだと思います。

 

試合後、中嶋が言った言葉が全てでしょう。

『でも、時間がない。だから、ハッキリ言おう。でかいの、お前は俺はよくわかんねえ。あとお前ら、全員わかんねえ。お前らが強いのか弱いのかわかんねえ』

引用:WRESTLE-1公式HP

 

プロレスリング・ノアは抱える負債を返済できず、資金面の心配をクリアできるサイバーエージェントの傘下になりました。

レッスルワンの経営状況は分かりませんが、決して他人事ではないでしょう。

今後もレッスルワンが生き残る為、選手が闘うべき相手は中嶋勝彦だけではないんだと思います