昨日、新日本プロレスのジュニアの祭典であるベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(以下BOSJ)の開催中止が発表となりました。
ジュニア勢にとっては唯一の冠シリーズであり、今回の中止の決定に多くのファン、出場予定だった選手達、中止という決定をせざるを得なかった新日本もショックを隠し切れずにいます。
今の状況では仕方ないと分かっていても、大会中止の発表は非常に悲しい、、、1日でも早くプロレスを届けたい。
全国の皆様と終息を祈る毎日です。
— 新日本プロレスリング新日企画 (@njkikaku) May 6, 2020
緊急事態宣言が延長された状況でのBOSJシリーズ中止は当然のことかもしれませんが、僅かな可能性でも開催される可能性を信じていたファンにとっては辛い発表だったんだと思います。
そのファンの心情を素早く察知し行動に移したのが、現IWGPジュニアヘビー級王者である高橋ヒロムです。
BOSJ中止ツイートの直後、ファンと出場予定だった選手達にメッセージを送りました。
【BEST OF THE SUPER Jr.27】https://t.co/UaUk360zgc#njpw #njbosj #NJPWTogether pic.twitter.com/4aw3G30uAJ
— 高橋ヒロム / Hiromu Takahashi (@TIMEBOMB1105) May 6, 2020
残念だけど6.6までの全大会がキャンセルになった
でもBOSJ27は中止ではなく延期だと俺は信じている
おい、聞いているか?世界中のジュニアヘビー級レスラー!
俺はIWGPジュニアヘビー級王者としてみんなと戦えるのを楽しみにしているよ!
新日本プロレスの年間シリーズの中で最もBOSJを楽しみにしている筆者ですが、私もBOSJ27は中止ではなく延期にだと信じています。
しかし、信じるだけでは延期になる可能性があるのかどうかは不透明です。
最短でも通常興行再開は6月7日以降。
つまり、BOSJを延期して開催するということは2020年の残り半分のどこかにBOSJを差し込めるかどうかということです。
まずは昨年の6月以降の予定を振り返ってみたいと多います。
月 | 日 | 2019年のシリーズ |
6 | 5 | BOSJ決勝戦 |
9 | ドミニオン | |
14~25 | KIZUNA ROAD | |
29.30 | オーストラリア大会 | |
7 | 6~ | G1クライマックス |
8 | ~12 | G1クライマックス |
31 | ロンドン大会 | |
9 | 4~22 | Road to DESTRUCTION |
27~29 | アメリカ大会 | |
10 | 4~7 | NEW JAPAN ROAD |
14 | KING OF PRO-WRESTLING | |
16~ | Road to POWER STRUGGLE | |
11 | ~3 | Road to POWER STRUGGLE |
9.11 | アメリカ大会 | |
16~ | WORLD TAG LEAGUE | |
12 | ~8 | WORLD TAG LEAGUE |
19~21 | Road to TOKYO DOME |
国内より海外の感染者数が多いことから、年内の海外興行は難しいでしょう。
海外会場も既にキャンセルしているものと思われます。
下記は既に発表になっている2020年の予定です。
月 | 日 | 2020年のシリーズ |
6 | 14 | ドミニオン |
7 | 11~19 | 北海道ツアー(7大会) |
9 | 19~ | G1クライマックス |
10 | ~18 | G1クライマックス |
東京オリンピックが今夏に開催予定だったことから、既に2020年の下半期スケジュールはイレギュラーな形になっています。
6月から通常興行が再開できる可能性がありますが、無観客試合や観客動員を2~3割に抑える興行になるでしょう。
恐らく7月の北海道ツアーが始まるまでの期間で、中止になった大会をスライド開催することはないと思います。
本格的な通常興行が始まるのは、早くて北海道ツアーになるのではないでしょうか。
例年行われるリーグ戦やトーナメントは下記の通りです。
▪NEW JAPAN CUP(約20日間) ▪BEST OF THE SUPER Jr.(約20日間) ▪G1クライマックス(9/19~10/18まで開催予定) ▪SUPER Jr. TAG LEAGUE(約15日間) ▪WORLD TAG LEAGUE(約20日間) |
もし上記の大会を全て開催するなら、北海道ツアーが終わった後の7月20日からG1が始まる9月18日までの2か月間。
そしてG1が終わる10月18日以降の2ヶ月強の期間になります。
恐らく、選手やスタッフの負担を考慮しつつ、例年以上に大会数の密度を詰めてスケジュールが組まれるでしょう。
となれば、ヘビー級のレスラーがシングルマッチでしのぎを削るG1クライマックス後に、ジュニアの大会を開催することは非常に合理的です。
通常G1クライマックスの後は、半月スケジュールを開けるスケジュールになっています。
つまり、BOSJ27は中止ではなく延期にすることは現実可能だと思うのです。